頭にそっと触れるだけ? クラニアルセラピーとは

こんにちは。

神戸市北区の小国整骨院です。

当院では、体のバランスを整える施術のひとつとして、クラニアルセラピーという頭部に優しく触れる手技を行っております。

「頭に触れるだけで、体に何か変化があるの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、クラニアルセラピーについて、できるだけわかりやすくお話しします。

クラニアルセラピーとはどのような施術?

クラニアルセラピーとは、頭に優しく触れながら、体の緊張を和らげ、リラックスしやすい状態へ導くことを目指す施術です。

頭や首だけでなく、全身のバランスや体の反応にも目を向けながら行っています。

当院では、主に頭蓋骨の後ろ側にある後頭骨(こうとうこつ)に、手のひらを優しく当てて行う手技をしています。

強く押したり、骨を無理に動かしたりするものではありません。頭の後ろにそっと触れながら、体の反応を感じ取っていきます。

施術中は、何かをされているという感覚が少なく、眠くなったり、体の力が抜けたりする方もいらっしゃいます。

では、なぜこのような優しい施術を行うのでしょうか?

体の緊張を和らげることが目的です

私たちの体には、呼吸や心拍、消化などを無意識に調整している「自律神経」があります。

自律神経には、活動するときに働きやすい交感神経と、休息するときに働きやすい副交感神経があります。

仕事や家事、ストレス、痛みなどが続くと、知らず知らずのうちに体に力が入り、首や肩の筋肉が緊張しやすくなることがあります。

また、体に力が入り続けていると、休んでいるつもりでも、なかなかリラックスできないことがあります。

そこで、頭部に優しく触れながら、体の緊張を和らげ、自然に力を抜きやすい状態へ導くことを目指します。

そうなると、体のバランスや可動性、痛みの改善につながることがあります。

なぜ頭への刺激で体がリラックスするの?

頭と首の周囲には、筋肉や皮膚など、触れた刺激を感じ取るさまざまな組織があります。

人の体は、強い刺激だけでなく、優しく触れられることや、安心できる環境によっても反応します。

例えば、疲れたときに誰かに肩を優しくさすってもらうと、少し気持ちが落ち着くことはありませんか?

クラニアルセラピーも同じように、頭部に優しく触れながら、体の緊張を和らげ、リラックスしやすい状態を目指す施術です。

体に力が入り続けていると、呼吸が浅くなったり、胸やお腹の動きが小さくなったりすることがあります。

反対に、体の緊張が和らぐと、呼吸がゆったりと深くなり、首や肩の力が抜けていくことが期待できます。

クラニアルセラピーを施術中や施術後に、

  • 呼吸が深くなり、息がしやすくなる

  • 首や肩の力が抜け、体が軽く感じられる

  • 頭や首がすっきりする

  • 気持ちが落ち着き、リラックスできる

といった変化を感じた声をよくいただきます。

もちろん、体の状態や感じ方は人それぞれです。

すべての方に同じ変化が起こるわけではありませんが、体がリラックスし、自然に力を抜ける状態を目指すことも大切な目的のひとつです。

なお、クラニアルセラピーに変化をもたらす詳しい仕組みについては、まだ十分解明されていない部分もあります。

頭蓋骨や脳脊髄液の動きを直接変えることで全身が整う、という説明についても、科学的な裏付けは十分ではありません。

そのため、当院では特定の仕組みや効果を断定するのではなく、一人ひとりの体の反応を確認しながら施術を行っています。

こんな方に取り入れております

体の状態を確認しながら、施術の一部として取り入れております。

  • 首や肩に力が入りやすい方

  • 体の緊張が抜けにくい方

  • 呼吸が浅いと感じる方

  • リラックスする時間がなかなか取れない方

  • 強い刺激が苦手な方

症状の原因や体の状態に応じて、ほかの施術や日常生活での工夫も組み合わせて考えていきます。

体を整えるためには、力を抜くことも大切です

体の不調があると、痛みのある場所を揉んだり、硬くなった筋肉を伸ばしたりすることに意識が向きがちです。

もちろん、それらが役立つ場合もあります。

一方で、体に余計な力が入り続けている場合には、筋肉を緩めるだけでなく、安心して力を抜ける状態をつくることも大切です。

当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、体全体のバランスや動き、緊張の状態を確認しながら、一人ひとりに合った施術を考えています。

「いつも体に力が入っている気がする」
「呼吸が浅く、リラックスしにくい」
「休んでも体の緊張が抜けない」

そんなお悩みがある方は、体の緊張にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

日々の不調でお困りの方に、今回のお話が少しでも参考になれば幸いです。

監修:柔道整復師

小國良成