ストレートネック・猫背・肩こりには「胸郭」の動きの改善がカギ!

こんにちは。

神戸市北区にあります、小国整骨院の小國です。

肩こりが酷くて受診される患者さんから

「首が前に出ていると言われた」
「猫背が気になる」
「肩を揉んでも、すぐに肩こりが戻ってしまう」

といったお悩みをよく伺います。

同じようなことでお困りではありませんか?

肩こりがあり、ストレートネックや猫背というと、首や肩の筋肉に原因があると思われがちです。

もちろん、首や肩の筋肉も関係していますが、実は見落とされやすいのが、胸郭(きょうかく)の動きです。

今回は、首や肩の不調と胸郭の関係についてお話しします。

肩こり解消のお役に立てていただければ幸いです。

■ 胸郭とは、どこのこと?

胸郭とは、肋骨や胸骨、胸椎などで囲まれた、胸の部分の骨格のことです。

簡単にいうと、心臓や肺を守っている「胸のかご」のような部分です。

胸郭は、呼吸をするたびに肋骨が動き、背骨とともに曲げたり、伸ばしたり、ひねったりしています。

つまり、胸郭は内臓を守るだけでなく、呼吸や上半身の動きにも関わっているのです。

ところが、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで前かがみの姿勢が続くと、背中が丸まり、胸郭を大きく動かす機会が少なくなってしまいます。

その結果、胸郭の動きが小さくなっている方もいらっしゃいます。

- YouTube

■ 胸郭の硬さが、首や肩の不調につながる?

首を動かすとき、実際には首だけが動いているわけではありません。

例えば、首を後ろに反らす動作では、胸椎や胸郭の動きも関係しています。

しかし、胸郭の動きが乏しいと、胸や背中が十分に動かず、首の動きに頼りやすくなることがあります。

その結果、首を反らしたときに詰まるような感じがしたり、動かしにくさを感じたりすることがあります。

また、腕を上げる動作でも、肩関節だけでなく、肩甲骨や鎖骨、胸椎などが連動しています。

胸郭や胸椎の動きが十分でないと、肩甲骨の動きにも影響し、腕が上げにくくなったり、首や肩の筋肉に負担がかかったりすることがあります。

当院でも、首を反らす検査で首だけが動いて胸郭があまり動いていない方や、腕を上げる動作に制限が見られる方がいらっしゃいます。

そのような方に胸郭の動きを改善する施術を行うと、首を反らしやすくなり、腕が上げやすくなります。

施術後には、「首が動かしやすくなった」「肩まわりがすっきりした」といった感想をいただきました。

もちろん、すべて胸郭の動きが原因とは言いませんが、硬くなっている方は多いです。

■ ストレートネックや猫背にも関係している?

ストレートネックとは、首の骨が本来持っている緩やかなカーブが少なくなった状態です。

猫背は、肩が前に出て(巻き肩)、背中が丸まった姿勢を指します。

この2つは別々の問題に見えますが、互いに関係していることがあります。

肩が前に出て背中が丸まると、頭も前に出やすくなります。

その頭の位置を支えるために、首や肩の筋肉の使い方も変わってきます。

そうなると胸郭や胸椎の動きが乏しくなり、姿勢を変えたり、腕を動かすときに影響が出ます。

勿論、それ以外にも骨格の形や筋力、生活習慣など、さまざまな要因が関係していますが

大切なのは、首や肩だけでなく、背中や胸郭の動きも含めて体全体を確認することが重要です。

■ 胸郭を動かす簡単なセルフケア

日常生活で前かがみの姿勢が多い方は、胸郭を動かす習慣を取り入れてみましょう。

①深呼吸して 肋骨を動かす

両肩を上にあげて、ゆっくりと息を吸い肋骨が上にへ拡下ていきます。

肩を落としてから、息を「フー」とゆっくりと吐いていきます。

5回繰り返します。

 

② 胸を開く運動

肘を曲げて両手を肩に添えます。

左右の肘を背中に寄せるようにして胸を開きます。

その後、元の姿勢に戻ります。

胸のあたりが気持ちよく伸びる範囲で、ゆっくり5回程度行いましょう。

② 胸から上をひねる運動

椅子に座り、腕を胸の前で組みます。

骨盤はなるべく正面に向けたまま、胸から上をゆっくり左右にひねります。

腰だけを無理にひねるのではなく、背中のあたりが動いていることを意識してみてください。

左右それぞれ5回程度を目安に行いましょう。

 

まとめ

肩こりがあると、つい肩を揉んだり、首を伸ばしたりすることに意識が向きがちです。

しかし、首や肩は、胸郭や肩甲骨、背骨などと連動して働いています。

そのため、肩こりを繰り返す方は、肩そのものだけでなく、胸郭がしっかり動いているかどうかにも目を向けてみましょう。

胸郭の動きが改善すると、首や腕が動かしやすくなったり、肩まわりが楽になったりする可能性があります。

「肩を揉んでも、すぐにこる」
「首を反らすと詰まる感じがする」
「腕が上がりにくい」
「猫背やストレートネックが気になる」

このようなお悩みがある方は、不調の原因は胸郭の可動性にあるのかもしれません。

当院では、痛みのある場所だけに注目するのではなく、背骨や胸郭、肩甲骨などの動きも確認しながら、体全体のバランスを考えて施術を行っています。

首や肩の不調でお困りの方は、ぜひ一度、ご自身の胸や背中の動きにも目を向けてみてください。

 

監修:柔道整復師

小國良成