長時間のドライブや仕事でのPC作業、最近では携帯をいじっていたりして

同じ姿勢を長時間続けると首、肩、腰に痛みを引き起こすことがよくあります。

その後、動いているうちに症状は取れてくることがほとんどですが

これをきっかけで、痛みが続いて仕事や日常生活に支障をきたすことも珍しくありません

 

同じように、変な姿勢で寝てしまって、起きたら寝違いを起こして

首が動かないういう経験をした方も結構いらっしゃると思います

それでも2～3日から1週間程で大体治ります。

しかし、当院に来られた30代の男性は3ヶ月もスッキリとせずに困っていらっしゃいました。

なぜスッキリしなかったかというと

実は、この方は２０年来の腰痛があり度々ぎっくり腰を起こしていたそうです。

 

体は連動していますので、例えば首が痛いといっても、別の場所に問題があり

その影響で結果的に首に症状が出ているなんてことはよくあります。

お仕事や日常生活での使い方を伺うと、

お仕事ではクレーンやフォークリフトを操縦したり運転されるそうで座っていることが多く

フォークリフトを運転するときにバックで後ろを振り向く際に首の痛みがありお困りでした

また、腰痛で座っていることが落ち着かないそうで姿勢を変えたくなるそうです。

 

お身体を診せていただくと、腰背部に張りがあり左右のバランスも崩れていました

股関節の可動性も左側で制限があり腰に影響を与えていたようです。

 

そこで、股関節や、胸郭（肋骨、胸骨、胸椎で構成）の可動性の改善を行った結果

4回目のご来院時には、バックでお困りだった振り返ったときの首の痛み、

座っていることが落ち着かなかった腰痛が気にならなくなり仕事に集中出来るようになったそうです。

 

監修　柔道整復師　小國良成