自宅での熱中症予防対策
こんにちは、
神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。
今回は、自宅での熱中症予防対策についてお伝えします。
熱中症は暑い屋外で起こると思われがちですが、
実は自宅などの住宅内で最も多く発症しています。
エアコンを嫌う高齢者の方は結構多く、
さらに電気料金が値上がりになりエアコンを控えようと考えている方が、余計に多いのではないかと思います。
自宅でこもっていると暑さに鈍感になっていることもあります。
私の実家でも昨年、母が体調を崩したのですが、きっかけは部屋の温度と脱水、つまり軽い熱中症からでした。
北側にある部屋でそんなに暑い印象はなく、母の感覚も鈍感になっていたのもありますが、気付くと室温が高くなっていました。
早急にエアコンを設置しましたが、非常に怖いなと実感しました。
高齢者や小さな子供たちは感覚だけに頼らず客観的な室温の管理も必要です。
しっかりと対策を行い、快適に過ごせるようにしましょう。
熱中症の症状
初期段階
- 立ちくらみ、めまい
- 足がつる
第二段階
- 全身倦怠感
- 頭痛
- 吐き気
- けいれん
第三段階
- 倒れこみ
- 意識障害
その他の症状
- 大量の汗をかく
- 脈が早い
- 顔のほてり
- 発熱
- 呼吸が速くなる、呼吸困難
自宅での熱中症予防対策
1. 室温管理
熱中症と温度の関係
エアコンが嫌いな方や高齢者は、体感温度と実際の温度にギャップがあることに気づかないことがあります。
温度計や湿度計を使い、客観的な数値を基に室温を管理しましょう。
室温が28度以上、湿度が60%以上の場合はエアコンを使用しましょう。
強い日差しを避けるためにカーテンやすだれを利用し、夜間も室温が高い場合はエアコンを適切に利用しましょう。
熱中症と湿度の関係
温度だけではなく、湿度も体温調整に大きな影響を与えます。
汗が蒸発することで体内の熱を逃し体温調節を行いますが、湿度が高いと汗が蒸発せず体温が下がりにくくなります。
このため、発汗が続き脱水状態が進行し、熱中症のリスクが高まります。こまめに汗を拭き取ることが効果的です。
また、湿度が高いと喉の渇きを感じにくくなるため、定期的な水分補給を行いましょう。
2. 風通し
室内の熱や湿気を取り除くために風通しをよくしましょう。
エアコンを使用している場合でも、扇風機やサーキュレーターを併用することで部屋全体が均一に冷え、冷房効率が向上します。
家全体の風通しを考え、窓を開けることで自然な風を取り入れることも大切です。
3. 水分補給
水分補給は喉が渇く前に行うことが大切です。
時間を決めて定期的に飲むようにしましょう。
また、冷たいものを摂取しすぎると胃腸の働きを弱らせ、水分や栄養の吸収がうまくできなくなるため、あまり冷たいものは控えめにしましょう。
夏バテなどで食事の量が減ると水分や塩分、栄養の摂取が少なくなるため、消化の良いものを食べるようにしましょう。
飲み物の種類でも効果が変わりますが、常用するのであれば、水や麦茶がお勧めです。
詳細はコチラから:熱中症、腰痛に効果的な水分摂取
4. 発熱した場合の対策
発熱した場合は、涼しい環境で水分補給を行い、汗をかくことで熱を下げましょう。
首や脇の下、手のひらを冷やすと効果的です。
水分補給(経口補水液を常備しておくと安心です。)
詳細はコチラ:家族が熱中症になってしまった時の対処法
まとめ
自宅での熱中症を予防するために、以下の対策を行いましょう:
- 室温管理:室温28℃以上、湿度60%以上の場合はエアコンを使用。
- 風通し:室内の熱や湿気を取り除き、エアコンと扇風機を併用。
- 水分補給:定期的な水分補給を行い、冷たいものは控えめに。
特に高齢者は体感温度や喉の渇きの感覚が鈍くなることがあるので、温度計や湿度計を使って客観的な指標を基に対策を行いましょう。
自宅での熱中症予防をしっかりと行い、快適に夏を過ごしましょう。