朝、目覚める瞬間に感じる腰痛  スッキリとした朝を迎えるための解決策

こんにちは、

神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。

当院に通院される多くの腰痛患者さんからよく聞かれるのが、

「朝、起きた瞬間の腰痛」です。

朝の支度を進めるうちに痛みが薄れていくことがあるけれど、起床時の腰痛に悩む方々が少なくありません。

この現象について、身体の可動域や歪みの改善が進んでいるにもかかわらず、なぜ朝に限って腰が痛むのでしょうか?

本記事では、寝起き時の腰痛に焦点を当て、その原因や対策について詳しく探求していきます。

朝、快適に目覚め、一日を健康にスタートさせるためにはどのようなアプローチが必要なのか。

腰痛に悩む多くの方々にとって、この記事が参考にしていただければ幸いです。

朝の痛みから解放され、新しい一日をポジティブに迎えるためのヒントをお伝えします。

朝起きるときの腰痛の原因とは?

  1. 寝返りが少ない
  2. 冷え
  3. 寝具
  4. 歪み

 

1.寝返りが少ない

腰痛がある人と無い人を比べた結果、ある人は圧倒的に寝返りの回数が少ないということがわかっています。

患者さんに伺っても、小さなお子さんと寝ておられたりして寝返りをほとんどしていないというパターンが多いです

寝ている最中は、動くことが少なく筋肉は血流が滞りかたくなり、そんな状態の筋肉で動こうとすると動き辛く痛みや刺激を感じやすいです。

寝方にもよりますが頭や肩、骨盤は重量があり同じ姿勢が続けば、下に沈んできて首や肩、腰回りの筋肉に,さらにストレスをかけます。

この様な状態は、日中のデスクワークで同じ姿勢が続き、立ち上がるときに辛いのも同じ原理です

良い姿勢や良い寝方というよりも同じ姿勢を続けず変えることが重要です。

寝返りができるスペースを確保することも重要で、子供さんやペットと一緒に寝てたり、ソファなど狭いところで寝ていると同じ姿勢が続いて腰痛リスクが高くなります。

 

2.冷え

環境による冷えもありますが、人の体温は朝方に下がるようになっているのでどうしても起きる頃は冷えています。

起きて動いているうちに腰痛が楽になるという方が結構いらっしゃいますが、体温が上がってきて動きやすくなると楽になるようです

この時期なら、起きるころに室温が温まっていると早く動けて腰痛が緩和されそうですね。

 

3. 寝具

マットレスの硬さにより腰痛の起こりやすさは左右されます。

マットレスを変えて朝の腰痛が改善したという方もいらっしゃいますし

低反発など柔らかすぎて寝返りがやり辛くて痛くなった方もいらっしゃいます。

ベッドやマットレスなどを購入時にお試し期間があるものや通販ならクーリングオフなどで試してみてから購入すると良いのではないかと思います。

また、長年使っていると段々とへたってきて、特定の部分だけ凹んでいたりすることもあります。

そういった場合はマットレスを裏返して使ってみると良いかもしれません。

寝具を選ぶ場合は寝心地も大切ですが寝返りをしやすいかも大切な基準としていただければと思います

 

4.歪み

腰痛の根本的な原因として歪みからきていると考えています。

歪みはある程度、誰にでもあるのですが、歪んだままで使い続けると許容範囲を超え、負担が大きくかかった場所に痛みや症状として現れてきます。

普段の使い方から、脚を組んだり片方に荷重して立っていたりと癖があるものです。

アンバランスだと気付いたときには左右対称を意識してみましょう。

 

セルフケアと対処法

〇起き上がる前に動かす

布団やベッドで出来る運動

1 ひざの曲げ伸ばし

股関節の前の筋肉を動かすことで起きたときに

体が伸ばしやすくなります。

上向きで寝た状態から、ひざを曲げ伸ばしします。

ひざを曲げる角度は徐々に大きくしていきます

(左右合わせて20回)

2 曲げたひざを左右に倒していきます

倒す順番は、左、右、右、左、これを2セット行います

〇入浴

面倒ではありますが、

お風呂で温めたり、熱いシャワーを浴びると、全身が手っ取り早く温まり症状が改善されます。

まとめ

朝起きるときの腰痛の原因は

寝返りが少ない

良い姿勢を続けるより、姿勢を変えることが重要

朝方、体温が下がり冷えやすい

寝具は寝返りしやすい物を選びましょう。

腰痛の根本的な原因は歪みによる使い方の不均衡で負担が大きいところに痛みや症状が出る

 

監修:柔道整復師小國良成