「あれ、効きますね!」
こんにちは、
神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。
先日、ご来院された慢性の肩凝りの患者さんと肩甲骨の内側の痛みでお困りの初診の患者さん
この2人にセルフケアとしてあるトレーニングをお伝えしました。
慢性の肩凝りの患者さんには、以前にもお伝えしていたのですがやり方を再確認していただきました。
その後、お二人がたまたま同じ日にご来院され、お話を伺うと「先生、あれ効きますね!」と同じようにおっしゃるので
これは、シェアしないとと思いブログにしました。
そのやり方は、後半にお伝えしますね。
肩凝りの対処法
厚生労働省の調査で有訴率(どんな症状を訴えているか)で肩凝りは腰痛に次いで2位なんです。
(男性:1位 腰痛、2位 肩凝り 女性:1位 肩凝り、2位 腰痛)
そんな肩凝りなんですが、肩凝りになるとどういった対処法をとっていますかという調査では、治療を受けようと受診するのは5%くらいしかいないのです。
ほとんどの人が自分で何とかしようとしているわけです。
確かに、ご自身で色々してみても良くならずに受診するケースが多いですね。
ただ、そのセルフケアでよく勘違いされていることがあります。
肩が凝ると、凝っているところを揉んだりたたいてりしていませんか?
確かに、凝っている所をグリグリとすると気持ち良いですが…
また痛くなりませんか?
「肩凝りに対するアンケートより引用」
肩凝りの原因は
肩凝りの根本的な原因は姿勢です
肩凝りを訴える方を診てみると、
- 頭が前に倒れている
- 肩の高さが左右で違う
- 猫背
- 緊張している
- 同じ姿勢を続けている
デスワ-クや家事などほとんどの作業で下を向いて作業しています。
すると、頭は前に倒れ、手を前に出すから肩甲骨も前に引かれ、背中も丸くなってきます。
前にいった頭や肩甲骨を後ろから伸びながら筋肉が支えるので首や肩、背中が疲労し凝ってくるわけなんです。
また、そういった姿勢を続けていると、前側の筋肉や皮膚、膜といった組織が縮んだままになり伸ばそうとしても抵抗感を感じるようになります。
対処法
ここで、よく勘違いされるのが、肩や背中など後ろの筋肉をゆるめることです!
気持ちは、よ~くわかります。
後で硬くなっている筋肉をほぐしたり緩めたりした方が気持ちいいですもんね
だけど、これ、後ろが緩むと首は、余計に前に倒れやすくなりますよね。
なので前の組織(筋肉や膜、皮膚)を緩めてあげることで姿勢が変わり頭の位置が後ろに下がります。
すると、首、肩、背中の張りは緩むわけです。
肩甲骨の内側の筋肉のトレーニング
肘をのばして、手の平を後ろ側に向けるように捻じっていきます。
すると、肩甲骨が背骨に寄ってきます。
出来る限り寄せたところで10秒間キープします。
これを片側3回します。
まとめ
肩凝りや背部痛をはじめ、呼吸が深くなったりするので全身に良い影響を与えますので是非お試しください。
それでも改善しない場合は別に原因があるのかもしれません。
そのような場合は、お近くの医療機関や整骨院にご相談くださいませ。
近隣の方は、当院にご相談ください。
監修:柔道整復師 小國良成