ぎっくり腰にご注意!春に多い腰痛の原因と予防・対処法とは?

こんにちは。

神戸市北区にある小国整骨院の小國良成です。

暖かくなり、少しずつ過ごしやすくなってきましたね。

ただ、朝晩はまだ冷えることもあり、体調管理が難しい季節でもあります。

実はこの「春」という季節、ぎっくり腰がとても多くなる時期なんです。

実際、最近もぎっくり腰の患者さんが多く来院されています。

私自身も去年の春にぎっくり腰に……!

今回は、そんな体験も踏まえながら、ぎっくり腰や腰痛の原因、予防、そしてなってしまった時の対処法について詳しくお伝えします。

参考にしていただけますと幸いです。


なぜ春にぎっくり腰が多いのか?

春は、暖かくなって活動量が増え、肉体的な疲労を感じる。

加えて、新年度の始まりで生活スタイルや環境が変化しやすい時期でもあり精神的な疲れを感じやすい。

これが、実はぎっくり腰の原因になり得るのです。

また、寒暖差が大きいため、体が冷えたり、筋肉がこわばったりしやすく、自律神経の乱れも起こりがち。

これが腰回りの筋肉や関節に影響を与え、突然の強い痛み、つまり「ぎっくり腰」を引き起こす原因になるのです。


実際にぎっくり腰になって気づいたこと

私自身、腰を前に曲げた瞬間に「ズキン」と痛みが走りました。

特に座った状態から立ち上がると、腰が伸びず「おじいちゃん」みたいになってしまいます(笑)

でも、そんな中でも動いているうちに少しずつ楽になってくる感覚がありました。

この経験を通して、改めて気づいた大切なことがいくつかあります。


腰痛・ぎっくり腰で大切なポイント4選

① 動ける範囲で「動く」

痛みがあるとどうしても動かしたくなくなりますが、じっとしているだけでは逆に回復が遅れます。

股関節や腰回りの筋肉を軽く動かすことで、緊張が和らぎ、痛みの軽減につながります。

② 姿勢をこまめに変える

長時間同じ姿勢を続けることは腰痛の大敵です。

特に座りっぱなしで立ち上がると、腸腰筋が縮んで腰が伸びなくなることがあります。

30分に一度は姿勢を変える意識を持ちましょう。

③ 定期的なメンテナンス

身体は嘘つきで不調があると隠そうとして噓をつきます。

少しでも楽な方にとバランスをとってる結果、歪んできます

その結果、負荷がかかり過ぎたところが症状として現れます。

自分ではなかなか気づけない体のバランスを整えるためにも、定期的な施術がおすすめです。

④ 意識を痛みからそらす

意識を痛みに向けすぎると、余計に辛く感じてしまいます。

仕事や趣味に集中していると、痛みが和らぐということも多いんです。

「病は気から」というように痛みに意識を向けすぎずに

気をそらす工夫をしてみましょう。


ぎっくり腰・腰痛の予防法

● 重心を意識する

重心に意識を向けることにより

立ってるときや座るときも、片方に偏らないように意識することで余計な力を使わずに済みます。

● 冷え対策

冷えは筋肉を硬くし、痛みの原因になります。

カイロを貼る場所としては、命門(おへその真裏)や腎愈(命門から指2本分外側)が効果的です。

● 疲労をためない

睡眠・栄養・入浴。この3つは基本ですがとても大事です。

シャワーで済ませず、お風呂にゆっくり浸かることで副交感神経が働き、筋肉の緊張が緩みます。

● 正しい体の使い方をするなります

洗顔など前屈みになるときは、足を肩幅以上に広げることで股関節から曲げるようになります。


なってしまったときの対処法

痛みが強い時は無理せず安静に

 動けないほどの痛みがある時は安静にしましょう。

出来る範囲で動く

 少し動けるようになったら、普段通りの生活を意識しましょう。

 3日以上動かないと、治癒が遅れるとも言われています。

ストレッチと足裏マッサージ(青竹踏み)

 

 

 

 

 

 

 

 

腸腰筋のストレッチ

座っていることが続くと縮んでくる筋肉で硬くなると腰痛を招きます

足を前後に開き後ろ脚のひざを床に下ろします

後ろ脚の股関節の前を心地よく10秒間伸ばします。

このストレッチをすることで股関節の前が伸びやすくなり

立ち上がり時など体が伸ばしやすくなります

足裏マッサージ(青竹踏み)

腰が痛いと自分で足裏をマッサージするのは難しいですが

立位や座位で青竹踏みやゴルフボールなどで足裏を刺激することで腰や背中がが緩みます

自分自身では腰痛のセルフケアで一番効果的だと感じました。

入浴で温める

 冷やすよりも温める方が痛みが和らぐケースが多いです。

 体を温め、副交感神経を優位にしてリラックスしましょう。


高齢者のぎっくり腰には注意点も

特に高齢の方で、ぎっくり腰のような痛みが出た場合は「圧迫骨折」の可能性もあります。

見た目では判断が難しく、レントゲンでもすぐには分からないこともあります。

1週間以上痛みが続く場合は、必ず専門の医療機関を受診してください。


まとめ

ぎっくり腰や腰痛は「疲労・冷え・歪み・ストレス」の積み重ねで起こることが多いです。

自分自身の体を守るためにも、日頃からのケアがとても大切です。

もし「最近ちょっと腰が怪しいな」と思ったら、それは体からのサインかもしれません。放置せず、早めのケアを心がけましょう。

そして、ぎっくり腰の経験者だからこそ言えます。

「予防」と「早期対処」が、何より大事です!

お困りの際はぜひ、小国整骨院までご相談くださいませ


監修:柔道整復師 小國良成(神戸市北区・小国整骨院)