首から肩や背中の凝りや痛み

何度目かの緊急事態宣言が発令され

リモートワークや自粛生活で心身ともにストレスをためこんでいませんか?

運動不足でさらに同じ姿勢を続けることが増えていませんか?

最近は首から肩や背中にかけての凝りや痛みを訴える方が増えています。

お話を伺うと以下のような共通点が

  • 同じ姿勢を続けることが多い
  • 足を組んですわっているなど姿勢の悪さを自覚している
  • 運動不足(リモートワークなどで通勤しなくなり歩くことが減った)
  • 眼精疲労(スマホを見ていることが増えた)
  • スっきリと眠れない
  •  肩が前に出て背中が丸くなり頭も前になり、顔は上げようとするので頭の付け根が固くなっている 。

 

 

首から肩や背部に痛みを伴う 凝りや痛みを感じる場所

巻き肩

デスクワークをはじめ、仕事や作業のほとんどで手を使うと肩も前に引っ張られてきます。

視線も下がるために頭も前に倒れます。

 

 

 

 

 

 

すると、姿勢を維持するために赤い部分の筋肉がより緊張した状態になり張ってきます。

筋肉が緊張した状態が続くと血流が悪くなり筋肉をはじめ周辺組織に酸素や栄養の供給が出来ず、

疲労物質の除去もできません。

また、痛みを感じると交感神経の働きでさらに筋肉を緊張させ悪循環に陥ります。

 

 

 

肩凝り、首凝りを治す基本的な考え方

頭の重さは、4〜5kgでボーリングで言えば 11ポンドの玉と同じくらいです。

ちょっと想像してみてください そのボーリング玉を頭に見立てて頭上に持ち上げたとします。

真上では支えられますが、前後左右に倒していくと支えている両腕が辛いですよね。

姿勢が悪く頭の位置が悪いと首や肩にこのようなストレスがかかることをわかっていただけましたか?

そこで、頭の位置が良い位置にくるように治療していきます。  

整体により巻き肩になっている胸の筋肉の緊張を緩めていき肩甲骨を元の良い位置に戻します。

巻き肩になる原因は、普段の使い方により胸の筋肉が緊張して

肩甲骨周囲の筋肉のバランスが崩れて姿勢も崩れてしまっているからです。  

肩甲骨の位置が戻ると頭の位置も改善してきます。

丸くなった姿勢も変わってきます。

すると、背中の筋肉の緊張も緩んで凝りや痛みも改善していきます。  

肩甲骨の位置をキープするセルフケア  

肩甲骨を背中に寄せるトレーニング (菱形筋の関節トレーニング)  

①足を肩幅に開き、肘を伸ばして右手の平を外に向ける

②体は正面に向けたまま、顔は右に向ける 手を外に捻じっていくと 肩甲骨が背骨に寄っていきます。最も寄ったところで力を込めて 10秒キープ(肩甲骨の内側に力が入るように意識する)

③反対の腕も同様に

④3〜5回繰り返す  

 

 

 

猫の体操

背骨の関節や筋肉の動き改善していきます。

①四つん這いになり(肘は伸ばしたまま)猫のように

頭を下げて背中を出来るだけ上に持ち上げ10秒キープします。

 

 

 

 

 

 

②頭を上げて背中を出来るだけ下に下げ10秒キープします。

 

 

 

 

 

   まとめ

首から肩や背中の凝りや痛みの原因は使い方すなわち姿勢の崩れが原因です。

肩甲骨を元の位置に戻すと姿勢が改善され頭の位置が良い位置に戻ってきます。

その後は、同じ姿勢を続けずこまめに姿勢を変えることが大切です。

足を組むなど偏った姿勢は注意しましょう。

それでも辛い、首から肩や背中の凝りや痛みでお困りでしたらご相談ください。

 

   監修:柔道整復師 小国良成