足根管症候群(足のシビレ)

当院に来院される方で足、脚のシビレでお困りの方がいらっしゃいます。。

原因は色々とありますが原因によりシビレる場所も様々です。

 

●腰やお尻で神経を圧迫される場合

 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、すべり症

お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足の裏にかけてや太ももの前、すねから足の甲にかけてシビレる

知覚異常や筋力の低下を起こすことがある

 

●血流が悪くなっておこる場合

糖尿病、妊娠中、

ふくらはぎや足にシビレに、むくみを伴うことが多い

 

●脳や血液の病気

脳梗塞、脳溢血

片側に後遺症として麻痺や知覚異常を伴う

 

今回はそんな中でも脚ではなく足にシビレをきたす足根管症候群について書いてます。

 

 

 

足根管症候群とは?

 

 (画像:運動器の「なぜ?」がわかる臨床解剖学より)

症状

片側の足の裏のカカトよりも足先にかけてシビレをきたします。

足裏に何か張り付いた感じ

原因

足根管というのは、足の内くるぶしの後ろにあるトンネルで足の裏にいく神経や血管が通っていますが、

●トンネルを形成している屈筋支帯は、ふくらはぎの筋肉の柔軟性が低下すると同じように柔軟性が低下し足根管の内圧が上昇しシビレをきたします。

ガングリオンという出来物により神経や血管が圧迫されシビレをきたすこともあります。

扁平足(外反足)によりその部分に牽引力がかかってシビレをきたします。

 

 

 

 

(画像:運動器の「なぜ?」がわかる臨床解剖学より)

 

 

 

 

 

 

治療

 

●ふくらはぎの筋肉の柔軟性を改善することで屈筋支帯の柔軟性を改善するのに有効です。

●扁平足の改善

テーピングや足底盤によりアーチ(土踏まず)を持ち上げる。

●足の疾患はひざや股関節と関連しています。

 それぞれの関節の動きを改善していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後脛骨筋という筋肉の強化(筋トレ)

後脛骨筋

下腿の奥にある筋肉で足の裏を内側に向ける(うち返し)をするときや

土踏まずを持ち上げる作用がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレーニング方法

椅子に座り、左(右)足を反対のひざに乗せスネと足が一直線になるように伸ばしたら

 

 

 

 

 

上から下に手で押さえ、足は負けないように力を入れ10秒間キープする。

(3〜5セット繰り返す)

 

 

 

 

 

まとめ

足裏から指先にかけてシビレたり何かが足裏に張り付いた感じがするのは、足根管症候群の可能性があります。

歩く度にピリピリと気になりますよね!

なかなか取れなくてお困りの方は、

是非一度ご相談ください、

私と一緒に治療に取り組んでみましょう!

 

おまけ

寝ているときにこむら返りになりますよね!

足を伸ばしたらなりますよね

つま先を下げて伸ばすのではなく、

つま先を上げてカカトを押し出すようにするとつりません!

無意識にしてしまうので慣れが必要ですが

是非、お試しください。

 

監修:柔道整復師
小国良成