腰痛でお困りの60代女性

右の腰から足にかけての痛みでお困りの60代女性のお話です

30代の頃から腰痛があり、
毎朝ストレッチを20年間も続けているそうで健康に対する意識が非常に高い方です。

しかし、1年程前から座っていると右のお尻から脚の外側に何とも言えない痛みを感じるようになり、
特に、バスに乗車して座っていると、段々と痛みが起きて、
バスを降車してからは歩き辛いそうで、外出するのも億劫に感じてきたそうです。

そして、最近になり寝返りをうつときに強い痛みがあり
この症状を何とかしたい!外出時も不安を無くしたいとご来院されました。

お身体を診せていただくと、
股関節の動き、特に内転(股関節を内側に曲げる)動作がかたくて、脚を閉じるのに力を入れていないと閉じれない状態でした。
その代償作用で骨盤にある仙腸関節という部分に離開する力がかかっていました。

なので…

整体により股関節の動きを改善することで寝返りをうつときの強い痛みは改善していきました。

また、離開する力がかかっていた骨盤の仙腸関節を骨盤ベルトで固定することで座っているときの

何とも言えない痛みも改善してきました。

座っていて立ち上がって歩き出すことも改善してきました。

 

この方のように腰痛でお困りで受診される方のほとんどが股関節の可動性が減少しています。

そこで、股関節の可動性を改善する体操とストレッチをご紹介いたします。

 

骨盤回し

腰骨にてうを当てて骨盤を

前、右、後ろ、左の順に動かしていきます

慣れてきたら円を描くように動かしていきます

反対方向にも動かしていきます。

(5周ずつ)

 

 

股関節の前のストレッチ

腸腰筋をストレッチしていきます。

足を前後に開き

後ろ脚のひざを床に降ろしていき骨盤を前に出します

すると股関節の前がストレッチされます

気持ち良い強さで10秒×3回、

反対も同様に行います。

 

 

まとめ

股関節の動きがかたくなり制限されると骨盤に負担がかかり腰痛の引き金になります

なので骨盤回しや、腸腰筋のストレッチをして股関節の可動性を改善し維持しましょう。

それでもかたい股関節や腰痛でお困りでしたら当院にご相談ください。

 

監修 柔道整復師 小國良成