肩凝りと眼精疲労

こんにちは

神戸市北区にあります、小国整骨院の小国です。

 

当院に来院される患者さんが訴える症状で腰痛に続き多いのが肩凝りです。

デスクワークや細かい作業、ついつい長引くスマホいじりなどの影響で、肩凝りや首の痛みを訴える方がかなりいらっしゃいます。

そして、これから時期は寒さや着るものにより首や肩が緊張しやすくなり、慢性的な肩凝りがさらに悪化することも珍しくはありません。

また、そういった方に共通しているのは、仕事や日常生活の中で同じ姿勢を続けていることが多い点です。

ご存じのように筋肉は伸び縮みすることで血流が良くなりますが、同じ姿勢が続くと筋肉は伸縮しません。

伸縮しないと血流が滞って老廃物は溜まり、栄養は届かなくなります。

セルフケア

姿勢について指導をしているのは、

〇姿勢をこまめに変える。(固まらないように)

〇曲がったり捻じれたりをなくす。(PCやテレビなど見るときはできるだけ正対する! 脚を組んだりしない)

〇視線

 

視線と姿勢の関係

本能的に動作を始めるときにまず行うことは、視線をおくることです。

その動作をするにあたって、危険なものはないかなど安全確認をするためです。

そして視線に連動するように動作を開始します。(自転車の運転、スキーのターンで方向を変えるときを考えてみて)

視線を進行方向に向けると首も連動し体幹や四肢(腕、脚)も連動して動きます。

背中が曲がった姿勢をしている方は、視線が下に下がっていることが多く、

右に捻じれている方は視線が右にあることが多いように、視線と姿勢はリンクしています。

生活環境を見直して(PCのディスプレイの位置やキーボードの位置を変えるなど)変えてあげると、

視線が真っ直ぐ前で目の高さになれば自然と姿勢も正されてきます、

胸を張ってとか考えなくても良くなってきます。

是非、慢性的な肩凝りでお困りの方は生活環境を見直して視線の位置を気にしてみてください。

 

肩凝りと眼精疲労

眼球を動かしているのは筋肉です。

下を向きがつづくと下へ動かす目の筋肉が固くなり、横を向きがつづくと横へ動かす目の筋肉が固くなります。

そしてピントを合わせるのも筋肉ですので目を酷使していると固くなります

そうなると、頭の筋肉や首の筋もかたくなります。

眼球の運動

体がかたくなったら体操やストレッチをするように目の筋肉も動かしてあげましょう。

1.目をつぶったままで10秒間、上を見る、頭は動かさない。

2.目をつぶったままで10秒間、下を見る、頭は動かさない。

3.目をつぶったままで10秒間、右を見る、頭は動かさない。

4.目をつぶったままで10秒間、左を見る。頭は動かさない。

5.目を開けて、近くと出来るだけ遠くを5秒づつ交互に見る

6.遠くの1点をじーっと見る(見えないものを見ようと意識して凝視する)

蒸しタオル

入浴時などにタオルで目を温めて血行促進をはかっていたわってあげましょう。

ピントが合いにくくなった目には有効です。

後頭部のマッサージ

〇後頭部の頭皮を良く動かします

 入浴時の洗髪の時に頭皮をよく動かしてください

また、手をグーにして指の第2関節でゴリゴリと刺激するとさらに効果的です

 眼精疲労は後頭部の頭皮を動かすと効果的

 

〇手を組んで、後頭部に当てたら軽く挟み、深呼吸を5回繰り返します

 この時、吸う時間:吐く時間=1:2の割合で行ってください。(2秒で吸うと4秒かけて吐きます)

微妙に頭は膨らんだりしぼんだりを繰り返しています

それを助けるイメージを持ってもらうことで脳脊髄液の流れの改善を図ります。

まとめ

運動連鎖によって体の動きと眼球の動きは連鎖しています。

目の動きの悪さが姿勢に影響を及ぼし首や肩などの凝りに繋がります。

最近では、PCやスマホによる、ドライアイなど目にかかるストレスが増えています

目をいたわることも大切にしてください。

それでもつらい肩凝りや首の痛みはご相談くださいませ。

 

監修:柔道整復師
小国良成