肩凝りでお困りの方の共通点

肩凝りを訴えて当院を受診される方が最近,特に増えています。

●年齢40~50代の女性

●お仕事と家事を両立されている

●学生時代から肩凝りを感じていた

●仕事のストレスを感じている

●頭痛を伴うこともしばしば

●身体の歪みがある

といった共通点がありました。

先日ご来院された方も

同じように共通点があり

肩凝りから頭痛、そして吐き気を催し寝れなくなり当院を受診されました。

 

女性が感じる体の不調で最も多い症状とは・・・?

国民生活基礎調査によると、女性が感じる不調で最も多いのは、肩凝りです!

そんな肩凝りですが、ある健康雑誌のアンケートによると、

その対処法の上位は、

お風呂に入る、早く寝る、肩を回す、マッサージを受ける…

と続いていてマッサージチェア、お金を払って治療を受ける(4.7%)

というように治療を受ける方は肩凝りを患っている中でもごく少数のようです。

しかし、頭痛や吐き気、首や肩の可動性の制限を伴うのであれば受診する事をお勧めします。

肩凝りの原因と共通点について

肩凝りの原因

●筋疲労(使い方)

お仕事や家事で疲労困憊ではありませんか?

 同じ姿勢が続いたり、姿勢が崩れることにより過度に筋肉の収縮状態が続くと疲労しやすくなります。

 眼や頭の使い過ぎでも首や肩の筋肉の疲労は起こります。

 首や肩の筋肉が緊張してくると頭の筋肉や皮膚が張ってきて頭痛を引き起こします(緊張性頭痛)

●歪み

学生時代、重い鞄で通学していて歪みが出てきていたのかもしれませんね

また、普段の姿勢も歪みを誘因していることが多々あります。

そうなると、特定の筋が疲労を起こしやすかったり、

歪むことで神経や血液の流れを阻害することがあり、様々な不調がおこります。

 

●ストレス

お仕事でも家庭でもストレスは溜まりますよね。

悩みがあると姿勢が崩れやすく(下を向く)、

また嫌なこと(痛みや不快感を含む)があると交感神経の働きで体は緊張して張りや凝りを助長します。

対策

姿勢を良くするより

動きがあるほうが肩凝りを感じにくいのでこまめに姿勢を変えましょう。

視線(顔)を上げると頭を支える筋肉の負担は減る

 

血流の改善

温めることは緊張を緩め血流を良くします

血流が良くなると、老廃物は除去され、栄養素や酸素が供給され細胞や組織が働きやすくなります

 

呼吸

体内のガス交換は大切です

肩凝りがある方は、呼吸が浅く肋骨の動きがかたいことが多いので

深呼吸をしてしっかりと肋骨が動くように意識してみましょう。

(息を大きく吸い込むと、肋骨は上がってきます。吐くと下がります。)

 

運動

運動をすることでストレスを解消したり、筋肉を動かすことでこりや張りを改善し血流も改善してくれます。

もちろん、強度が強すぎたり、やりすぎは筋肉痛や障害を引き起こすことがありますのでご注意ください。

まとめ

肩凝りや首こりなどは特に女性でお困りの方が多い。

その大半はセルフケアで様子を見ているが、頭痛や吐き気を感じて受診する

仕事や家事中よりも全部の仕事を終えて、「ホッとしたときに感じていることが多い」

動きがあるときのほうが症状を感じにくい。