肩凝り、背部痛でお困りの保育士さん(30代女性)
当院に通院されている患者さんで保育士さんの方が結構いらっしゃいます。
同僚の紹介で繋がっているわけではないのですが、
家族や友人のご紹介で来院された方が、たまたまですが保育士さんで
少し不思議な縁だなと感じます。
ちなみにウチの妻も保育士をしておりますのでお仕事の大変さはよく聞いています。
今回の保育士さんは肩凝りと背部痛でお困りですが、
通院されている保育士さんは、腰痛や肩痛が主訴の方もいらっしゃいますが、
肩凝りも漏れなくついてきます。
お仕事中の身体の使い方を伺うと、肩、腰にはどうしても負担がかかるようですね
今回の症状は、2~3日前から肩~背中にかけて痛み出したとのことで
肩凝りは10年程前からあり、整骨院や整体にも通っていたそうです。
お身体を診せていただくと
左の肩の張りが強くて、首を前や左右に倒したり、左右に捻じる動きに制限がありました。
また、体幹の動きも後に反らすと左の背部痛があり、左へ捻じる動きも制限がありました。
実は、仕事中は忙しさで痛いのを忘れているそうですが、
通勤時や帰宅後、ホッとすると疲れがどっと出てくるそうです。
そして、帰ってからも家事もあるので大変です。
自戒の念を込めて、主人の家事への参加は必要ですね!
治療は股関節や背骨の調整と胸郭の可動性の改善を図りました。
3回目にご来院されたときには楽になってきたそうです。
その後は治療間隔を空けながら通院されていて
肩凝りや背部痛は時々あるけれど、以前のようなことはないそうです。
通院されている他の保育士さんも診ていて感じることは、
職業柄、抱っこすることが多いからか背中が張りやすく、歪みが気になる方が多いです。
左で抱いて右を使うため、左側の緊張が強くなる傾向があるようです。
勿論、小さい子供がいるお母さんもこの傾向があります。
おすすめのセルフケア
背中のストレッチ
四つん這いから、
おへそを覗き込み、
背中を上に持ち上げます
10秒×3回
歪みを整えるストレッチ
両手、両足をクロスします
(両手はおへその前でクロス)
(右手が前なら、右脚も前にする)
(つま先を前に揃えます)
反動をつけずに
前に体を倒していきます
腰がまがりきったところで
静止してから戻します
左右入れ替えて、各3回づつ
最近、中学生や高校生の学校指定の鞄がリュックに変わってきましたよね
片側に重い荷物をかけると曲がってくるので良いことだと思います
お子さんも抱っこより、おんぶの方が負担は少ないんですけどね
昭和のお母さんはよくおんぶしていましたけどね。
監修 柔道整復師 小國良成