肩を上げるとき痛みや違和感がある方にお勧め!4つの対処法
こんにちは
神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。
今回は、肩を上げると80度くらいで痛みや違和感がある方にときにお勧めの対処法を4つご紹介いたします。
手を上げるときに肩から上腕にかけて痛みや違和感を訴える方がよくいらっしゃいます。
そこで、普段、患者さんにお勧めしていることをまとめてみました
同じ様な悩みをお持ちの方は今回のことが、きっとお役に立てると思います。
最後までお読みいただけたら幸いです。
今回、なぜこのことをお伝えしようかと考えたきっかけは、
腰痛などで通院されている方から、
「肩が上がらないことはないけれど、上がりにくい」とか
「上げるときにこの辺り(肩~上腕)に痛みや違和感がある」
と相談を受けることがちょくちょくあります。
そこでご紹介する4つの対処法をお伝えすると、
痛みが軽減して上げやすくなりました。
そこで、同じ様なお悩みを抱えている方は結構いるのではと思いました。
肩を横から上げるのと前から上げるのでは違いがある
肩の関節は、機能的には5つの関節から構成されて連動して動いています。
いわゆる肩の関節は、腕の骨(上腕骨)と肩甲骨とで構成されています。
腕の骨の上には、屋根のようなものがあり、その関節の構造上、逆L字になっていて、前から上げるとつっかえることはないのですが、
横から上げると腕の骨と屋根(肩甲骨)とがつっかえて、その間にある筋肉などの組織が挟み込まれることがあります。
それで痛みや動きの制限が起こります。
これをインピンジメントと呼びます。
五十肩では、関節が拘縮(縮んだ状態)するので、よりこの間が狭くなり、より可動範囲の制限が起こりやすくなります。
また、身体の歪みなどで肩甲骨の動きがかたくなり、腕を上げ辛くなります。
肩を上げると痛いときの対処法
①つっかえるのを回避する
横から手をあげていくときに、
手の甲から上げていくとつっかえるので、
①手のひらを上に向ける(腕を外側に捻じる)
②上げていく
構造上、腕の骨と屋根(肩甲骨)のぶつかりを回避することができます。
②肩甲骨を下げる
肩の関節は、ボール(上腕骨)とソケット(肩甲骨)に例えられます。
同じようなボールとソケットの関節と言えば股関節ですが
股関節はソケットがしっかりとしていてボールがはまり込んでいますが
肩の関節は、ソケットが小さく不安定です、その分、可動範囲が広いです。
その小さなソケットにボールを固定させるのに働くのが筋肉(写真の黄色線)です。
本来は、肩甲骨に対して腕の骨を引き寄せて固定します。
体の歪みなどで肩が上がっていたりすると、上手く固定できずに痛みや可動制限が起こります。
そこで、上げる前に一旦、肩を下げて肩甲骨から腕に寄せていく(はめる)と上がりやすくなります。
肩甲骨を動かすエクササイズでも、上や前、後ろには動かしますが下には動かさないので是非、下に下げるエクササイズもやってみてください。
③肩を動かす支点を意識する
肩を動かすときに、ほとんどの方は意識していないと思いますが、
肩を前や後ろに動かすときも、横に広げて動かすときも支点があり弧を描くように動いているわけなんです。
では支点は、どこにあるでしょうか?
いいわゆる肩、①腕の付け根
②鎖骨の付け根
答えは、②鎖骨の付け根です。
手(肩)を上げるときに肩甲骨も連動して動きます。
鎖骨の付け根を支点にして動かすと大きくスムーズに動きます。
④指先を進行方向に向けて動かす
上に手を上げるなら上に!
前なら、前に!
動かす、進行方向(目的の方向)に指先を向けることでスムーズに動きやすくなります。
物を持つときも
まとめ
4つの方法をご紹介いたしました
このやり方で、痛みが軽減して動かしやすくなると思いますが、
それでも痛くて動かせないという場合は、
他にも原因があります。
その様なときは当院へご相談ください。
監修
柔道整復師 小國良成