梅雨時期の関節痛!その原因と対処法

こんにちは神戸市北区にあります

小国整骨院の小国です。

 

そろそろ梅雨の時期がやってきます。

梅雨になると、雨の日が続き、湿度が高くなります。

この時期にひざや肩など関節痛を感じる方が増えます。

今回は、梅雨時期の関節痛を和らげる方法をご紹介いたします。

参考にしていただければ幸いです。

なぜ梅雨時期に関節痛が起こるの?

梅雨時期に関節痛がひどくなるのは、湿度と気圧が関係しています。

気圧の変化が与える影響

気圧が下がると、血管が拡張し、自律神経が副交感神経優位になり体はリラックスモードになり血圧は下がります。

血液中には、ヒスタミンが増加します

ヒスタミンには、血管を拡張させる作用や、血管から水分を細胞などに行きわたらせる作用があり、その結果、さらに血圧を下げます。

また、炎症の発現に介在し痛みを増加させます。

その一方で交感神経を刺激し、交感神経が刺激されると、緊張した状態になり筋肉や関節の周辺の血管が収縮し、血行が悪くなり痛みが起きやすくなります。

つまり、気圧の変化により関節が痛むのは

交感神経と副交感神経の働きが乱れて、自律神経失調状態を引き起こして、

身体がパニック状態て、さらにヒスタミンの作用で痛みを増加させます。

湿度が与える影響

東洋医学の考え方で、

身体に余分な水分が溜まって起こる不調の状態を「湿邪」(しつじゃ)といいます。

多湿の環境にいると、汗を上手くかけないなど、水分代謝が乱れることによって様々な症状が起こります。

●だるい
鈍痛
眠気
浮腫
食欲低下
下痢
皮膚、泌尿器系、婦人科系トラブル

などを起こします

関節痛を和らげる方法

1. 適度な運動

運動をすることで、関節の動きや代謝が良くなります。

特にストレッチや軽いウォーキングがおすすめです。

無理をせず、自分のペースで行いましょう。

2. 体を温める

入浴がお勧めです。

筋肉の緊張を緩め痛みの緩和を図る

血流を良くすることで疲労の回復

温めることで、発汗を促し、水分代謝の改善を図り「だるい」「鈍痛」を改善します。

また、熱中症の対策としても有効で、暑熱順化で汗をかくことで暑さに慣れ、体温調整しやすくなります。

3. 食事に気をつける

湿度が高いときの食事のポイントは、体内の余分な湿気を排出する食材がお勧めです。

とまと、キュウリ、ナスなどの夏野菜や豆類は体内の水はけをよくする効果があります。

 

疲労回復に効果的な食材としては、豚肉や鶏肉、卵がお勧めです。

豚肉や鶏肉には疲労回復に欠かせないビタミンが多く含まれています。

また、卵には疲労を回復する必須アミノ酸のバランスに優れ、良質なタンパク質を含んでいます。

 

4. ストレスを減らす

ストレスがたまると、体の緊張が増し、関節の痛みが悪化することがあります。

リラックスできる時間を作るようにしましょう。趣味の時間を楽しんだり、深呼吸をしてリラックスしたりすることが効果的です。

また、十分な睡眠をとることも、体を休めるために重要です。

5. 整体

身体が歪むと、血流や神経の促通、水分代謝などに悪影響を及ぼします。

関節痛が続いたり、疲れが取れないなどでお困りでしたら整体をお勧めいたします。

まとめ

梅雨時期の関節痛を和らげるためには、適度な運動、体を温めること、食事、ストレスを減らすこと、そして整体を受けることがお勧めです。

これらの方法を実践することで、関節の痛みが和らいでくるかと思います。

それでも体調が優れない時は、他に原因があるのかもしれませんので専門医にご相談ください。

梅雨の時期も健康に過ごせるように工夫して乗り越えましょう。

 

監修:柔道整復師

小國良成