寒さと肩凝り
寒くなってくると肩凝りを訴える方が増えてきました。
寒いと知らないうちに
歯を食い縛り肩に力を入れてしまいますよね。
衣服を着込むことやマフラーを巻くことでも
首から肩にかけて緊張してしまいます。
そうなると、首や肩だけでなく頭への血流も悪くなり頭痛を伴うことも珍しくありません。
40代女性Aさんの場合
10年くらい前にバスに乗っていてブレーキをかけた際に左手を壁について踏ん張った。
それ以降、左首から肩に違和感。
2週間前から首から左肩痛が酷くなり安静時も痛くなり(首や肩に運動制限なし)
来院されました。
首から背中の張りがあり、前腕や股関節の動きも固くなっていました。
股関節の動きの改善で背中の張りも緩み
肋骨の動きを改善するとさらに張りは緩んできました。
40代男性 Bさんの場合
夏から仕事(デスクワーク)が忙しくなり時々肩凝り
1ヵ月前から肩凝り、頭痛(ずっと重たい感じ)が気になるようになってきた。
腰背部に張り、股関節の動きも固い
睡眠不足
運動時は、症状改善する。
股関節の動きと背骨の動きの改善を図ると
肩凝りがましに頭痛も重さが改善してきました。
セルフケア
首、肩に無駄に力を入れない。
○室温(環境)を調整して軽装で
○同じ姿勢を続けない、
首、肩だけでなく全身を動かす方が良いので、こまめに、立って歩いたり、背伸び、肩甲骨の運動など。
○外出時の寒さによる緊張の緩和を
(ポケットに手を入れて歩くのではなく、腕を振って、やや大股で歩くことにより筋肉を動かして緊張を緩める)
○マフラーなど肩が緊張しないように
(カイロを上手に使う、背中や腰を温める)
○入浴と睡眠
(しっかりと温まって、しっかりと睡眠を取る)
監修:柔道整復師
小国良成