寒くなって起こる肩凝り
週末から寒さが厳しくなり、大雪の所もありますね。
当院でも寒くなってきて肩凝りを訴える方が増えてきました。
寒いと知らないうちに
歯を食い縛り肩に力を入れてしまいますよね。
衣服を着込むことやマフラーを巻くことでも
首から肩にかけて緊張してしまいます。
そうなると、首や肩だけでなく頭への血流も悪くなり頭痛を伴うことも珍しくありません。
肩凝りで来られる方の多くが頭痛でもお困りです。
50代女性Aさんの場合
お仕事でバイクに乗って商品を配達している方で、
左肩に鞄をかけて乗るので左肩が凝りやすく
寒くなってくるとより体に力が入って凝りやすくなるとのこと
酷くなると頭痛もある。
全身のバランスを整えて、特に胸郭の動きの改善で首や肩の動きが改善され
肩凝りも改善しました。
40代男性 Bさんの場合
夏から仕事(デスクワーク)が忙しくなり時々肩凝り
1ヵ月前から肩凝り、頭痛(ずっと重たい感じ)が気になるようになってきた。
腰背部に張り、股関節の動きも固い
睡眠不足
運動時は、症状改善する。
股関節の動きと背骨の動きの改善を図ると
肩凝りがましに頭痛も重さが改善してきました。
肩凝りが慢性化する理由
肩凝りの原因は首から肩につながる筋肉の血流の悪化によるものです。
なので、運動中は気にならないことがほとんどです。
血流を悪くする要因は
①動きがない、動きが小さい(筋肉が伸縮していない)
②姿勢(頭の位置が前や横に倒れることで筋肉の負担が増大する)
③緊張(精神的、物理的ストレスで緊張状態が続く)
日常的に上記のことにさらされていますので症状が慢性化していきます。
日常生活の中で継続的にセルフケアをしていくことが重要になっています。
セルフケア
○室温(環境)を調整して軽装で
○同じ姿勢を続けない、
首、肩だけでなく全身を動かす方が良いので、こまめに、立って歩いたり、深呼吸、背伸び、肩甲骨の運動など。
○外出時の寒さによる緊張の緩和を
(ポケットに手を入れて歩くのではなく、腕を振って、やや大股で歩くことにより筋肉を動かして緊張を緩める)
○マスクやマフラーなど首や肩に物理的に緊張をあまり与えないように
(カイロを上手に使う、背中や腰を温める)
〇精神的ストレスを解消する
○入浴と睡眠
(しっかりと温まって、しっかりと睡眠を取る)
まとめ
寒いと自然と肩に力が入り緊張しやすくなって肩こりが起こりやすいです。
しかし、少し注意することで改善可能です
コツコツと実践していただければ幸いです。
それでもお困りでしたらご相談くださいませ。
監修 柔道整復師 小國良成