夏の腰痛①暑さによる筋疲労編

こんにちは、

神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。

 

7月に入ると気温がぐんぐんと上がり暑いですよね!

地域によっては体温を超える所もあるようですし

熱中症アラートも頻発して熱中症で運ばれたニュースも連日伝えられています。

 

そんな中、腰痛再発で受診される方が続いたので注意喚起したいと思います。

是非最後まで読んでいただき夏の腰痛を予防した頂けらば幸いです。

暑さによる筋疲労からの腰痛

夏の腰痛の原因の一つは、暑さによる筋疲労から起こります。

暑さによる筋疲労は、高温多湿の環境での活動や運動によって、筋肉が過度に疲労し、正常に機能しなくなる状態を指します。

これは、体が熱を逃がすために過剰に働き、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されないために起こり、結果として腰部などに症状として現れやすいです。

そこで、暑さによっておこる筋疲労について詳しくお伝えします。

暑さによる筋疲労の主な原因

過剰な発汗

●高温環境では、体温を下げるために大量の汗をかきます。これにより体内の水分や電解質(ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど)が失われ、筋肉の機能が低下します。

  1. 脱水症状

    • 暑さの中で十分な水分補給をしないと、体内の水分バランスが崩れ、脱水症状が起こります。脱水により血液循環が悪くなり、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなります。
  2. 血液循環の低下

    • 暑さにより血液が皮膚表面に集中して熱を逃がそうとするため、筋肉や他の内部器官への血液供給が減少します。これにより、筋肉の酸素不足や栄養不足が引き起こされ、筋疲労が進行します。
  3. 体温の上昇

    • 高温環境での活動は体温を急激に上昇させ、体温調節機能に負担をかけます。体温が上昇すると、筋肉が過度に疲労しやすくなります。
  4. 運動強度の増加

    • 暑さの中での運動や活動は、通常よりも体に大きな負担をかけます。これにより筋肉が通常以上に疲労しやすくなります。

主な症状

  • 筋肉のだるさ
    • 筋肉が重く感じたり、動かしにくくなります。
  • 筋肉のけいれん
    • 脱水や電解質の不均衡により、筋肉がけいれんを起こすことがあります。
  • 筋肉痛
    • 運動後や活動後に筋肉痛が強く感じられることがあります。
  • 全身の疲労感
    • 全身がだるく感じ、動くことが難しくなることがあります。

対処法

  1. 水分補給

    • 喉が渇く前に定期的に水分を補給します。特に電解質を含むスポーツドリンクが効果的です。
  2. 適度な休憩

    • 暑さの中での活動を長時間続けないようにし、適度な休憩を取り入れます。
  3. 涼しい場所での休息

    • 高温環境での活動後は、涼しい場所で体を休めることが重要です。
    • 首や掌など冷やして体温を調整する。
  4. 適切な服装

    • 通気性の良い軽装を選び、熱を逃がしやすくします。
  5. 運動強度の調整

    • 暑さが厳しい日は運動の強度を控えめにし、無理をしないことが重要です。

予防法

  • 事前の準備
    • 活動前に十分に水分補給できる準備、暑さに体を慣らす。
  • 暑さ対策
    • 適切な日陰を利用し、直射日光を避けるようにします。
    • 衣服等での調整
  • 適切なタイミング

    朝や夕方の涼しい時間帯に運動や活動を行うことを心がけます。

  • 疲労の解消 

    入浴(血行促進、リラックス効果、温熱効果、浮力効果)

    バランスの取れた食事 (炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することで体力を回復し、疲労感を軽減します。)

    睡眠(身体の修復と成長、エネルギーの回復、精神のリフレッシュ、免疫機能の強化)

 

まとめ

暑さによる筋疲労は、適切な対策と予防で軽減することができます。

体調管理をしっかり行い、無理のない範囲で活動することが大切です。

 

 

監修:柔道整復師

小國良成