反らすと痛い腰痛
腰痛の患者さんに
どういうときに痛みを感じたり辛いですか?
という質問をすると
座っていて立ち上がったときに痛みを感じたり腰が伸びない
なんていう意見をよく聞きます。
先日、ウチの妻も
「反らすと腰が痛いねん」と言ってたので
✖️✖️筋を緩めてあげました!
確かに長時間座っていたりすると
腰が伸びずに痛みを感じることがあります。
動いているうちに伸びてきて痛みも治るのですが…
実は、これ、
腰の前から股関節に着く筋肉が
固くなって上手く伸びてないのが
原因なのです。
その筋肉の名は、
腸腰筋と言います。
(フィレ肉はこの部分です。)
(クリニカルマッサージ参照)
腸腰筋は、
大腰筋と腸骨筋からなります。
この筋肉の働きは、股関節を曲げるときや姿勢保持に働きます。
しかし、
柔軟性を失うと骨盤や腰椎を前に引っ張ることで腰が伸ばせなくなり
無理に伸ばすと反りが強くなります。
身体を後ろに倒す場合、股関節の動きが固く
腰椎やひざが代償して働きます。
そのときに
腰椎が過剰に働き過ぎて椎間関節に痛みを伴います。
(関節ファシリテーション参照)
そこで、
腸腰筋のストレッチをご紹介します。
足を前後に大きめの開き
後ろのひざを床に降ろします
ゆっくりと体重を前に移します
後ろの股関節の前が気持ちよく伸びたところで
鼻で呼吸をしながら
20秒キープします。
(反対も同様にする)
仰向けの状態から
片脚を曲げひざの裏で手を組み
股関節を曲げていきます
反対の脚は、
ひざを床につけるように伸ばします
伸ばした側の股関節の前が気持ちよく伸びたところで
鼻から呼吸をしながら20秒キープします
(反対も同様にする)
いずれの方法でも結構です。
やりやすい方でやってみてください。
まとめ
腸腰筋を柔軟にしておくことで姿勢の保持がしやすくなり
腰痛改善にも効果が期待できます。
その他、固くさせない方法は
立ったり、座ったり、寝転んだり頻繁に姿勢を変えることも効果的です!
是非、
反らすのが辛い腰痛にお試しください。
それでも辛い腰痛は
当院にご相談ください。
私と一緒に治療していきましょう。
監修:柔道整復師
小国良成