保母さんの肩凝り

当院には、なぜだか保母さんがたくさん来られています。

特に紹介で繋がっているわけではないのですが…

子供の面倒をみるって凄くパワーが入りますよね、

我が子でも大変だと思うのにそれを毎日、何人もみているなんて、

保母さんは改めて凄いと思いますよね。

そんな保母さん達が当院に来られる理由は肩凝りと腰痛です。

 

そこで今回は、保母さんと肩凝りについて書いてみました。

同じように肩凝りでお困りの保母さんや育児中のママさんの参考になれば幸いです。

 

保母さんの肩凝りの原因

仕事柄、子供に合わせた椅子や机だったり、

しゃがみ込んだり、子供に目線を合わせるため前屈みで対応することが多い。

抱っこすることも多く、腕や背中に力が入るので首から肩、背中がガチガチになる。

書類や壁面、行事物の作成など事務仕事や作業で同じ姿勢が続く。

保護者との対応にも気を使います。

以上のことから、首、肩、腕、背中に力が入りやすくストレスも受けやすい

対処法

セルフケア

①温める(冷えないように注意する、入浴)

入浴することで

血流が改善されると老廃物の除去をして酸素や栄養を運んで疲労を回復します。

筋の緊張をゆるめ、関節や筋肉が動き易くなると肩凝りも緩和していきます。

 

②肩甲骨や肋骨(胸郭)をよく動かす

肩甲骨を上下に動かします。 息を大きく吸い込みなから 肩甲骨を挙げます。 

肩甲骨を下ろしてから「フー」と細く長く息を吐きます。

1セットにつき2~3回繰り返します

気づいたときに動かすようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③歪みの改善

保母さんのお身体を診せていただいて気になるのは

歪みがある方が多く、疲労がよく溜っているとより酷くなることです。

抱っこしているとそうなりやすいと考えられます。

肩凝りや腰痛は歪みが酷いと再発してきます

 

①体幹、肩股関節の運動

体幹、肩、股関節の運動 足は、肩幅よりやや広く着きリラックスしてでんでん太鼓のように右に左に捻ります。

左右に5回づつ繰り返します。

 

 

②手足交差前屈

左右を交差して前屈することで骨盤のバランスを整え、背骨の捻れを修復します。 両足、両手を交差します。

両足の爪先は出来るだけ揃えます、両手は、へその前で交差します。

手、足は同じ側が前にくるように揃えます そのままの姿勢を崩さずに前屈します。

反動をつけずに腰が曲りきったところで一旦しっかりと止めて(2秒)から戻します

左右の手、足を変えて3回づつ繰り返します

 

 

 

 

 

 

使い方の注意

同じ姿勢を続けない

抱っこを長く続けることはできるだけ避けたいですよね

それでもする場合は、抱く手を変えてみたり、子供の頭の位置を変えてみることで

使う筋肉が変わりアンバランスが改善されます。(日常でも鞄を持つ手をこまめに変えることも有効です)

小さな積み重ねが疲労や負担を軽減させます。

眼精疲労の予防

仕事やプライベートでもPCやスマートフォンを使う機会が増えて眼精疲労を起こしやすいです。

眼精疲労は肩凝りや頭痛を起こします

PC作業やスマートフォンを使用するときの姿勢に注意してくだい。

まとめ

実は、ウチの妻も幼稚園で勤めていますのでその大変さはよく聞きます。

肉体的にも精神的にもストレスがかかりやすい職業ですのでこまめなケアをしていたでければと思います。

歪み(鏡を見て左右の違い)がひどくなるようでしたらお早めにご相談ください。

 

監修 柔道整復師 小國良成