マスクによる頭痛に要注意!

ワクチン接種が世界的にも進んでいますね。

アメリカなどでは、接種後はマスクをしなくても良いようです

営業が再開したラスベガスでも以前のようにマスクなしでカジノを楽しんでいる映像が流されていましたが

日本では、ワクチン接種後もマスクの着用が推奨されています。

いつまで続くのでしょうか…

 

そんな中でマスクによる不調も増えてきました。

とくに多いのが頭痛です。

元々、頭痛持ちでお困りの方がいますが

最近では、マスク着用による頭痛も増えてきているようです。

なぜマスク着用で頭痛に?

  • マスクを着用していて体温が36.0℃だったとしても、マスクの内側は40.0℃以上に上がってしまいます。

  長時間着けっぱなしのマスクの内側は、サウナ状態に。熱い空気は息苦しいので、

  自然に深呼吸をするようになります。 深呼吸は横隔膜などの大きな筋肉を動かすので、

  体が熱を生み出し、吐く息の温度も上がります。 吐く息の温度が上がると、

  口回りの血流量が増え、頭の中の血管が拡張して血流が良くなり過ぎて片頭痛につながってしまうのです。

  特にこれからは更に気温が上昇してきますので外出時にマスクをしていると熱中症を引き起こしやすくなります。

 

  •  マスクによる「二酸化炭素過多状態」

  マスクを着用していると、自分が吐いた息をまたすぐに吸うことになります。

  すると結果的に二酸化炭素を多く含んだ空気を吸うことになり、脳が二酸化炭素過多の状態になってしまいます。

  頭の内側には、脳に酸素と栄養を供給するための血管が張り巡らされていて、脳に血液を送っていますが、

  二酸化炭素は頭の血管を最も強く拡張する因子で、この拡張が、片頭痛を引き起こしてしまいます。

  とくに性能の良いマスクほど、二酸化炭素が豊富で酸素が少ない空気を吸うことになるので、血管が拡張し、

  片頭痛が起こりやすくなります。

 

  • 耳かけによる「首のコリ」が、緊張型頭痛の原因に!

  マスクをしている間は、耳かけのゴムで両耳が固定されていますが

  この刺激がこめかみの筋肉に負荷をかけ

  さらにあごの筋肉にも負担が及び、最終的には頭にくっついた胸鎖乳突筋という、

  首のほぼ中央にある大きな筋肉に強い負担がかかるようになります。

  また、マスクをしていることで表情筋も使わなくなりがちに。

  表情筋を使わないことによる凝りも、胸鎖乳突筋の負担になります。

  こうして、いわゆる「スマホ首」と同様の強い首コリが引き起こされてしまい、

  それが原因で緊張型頭痛が起きてしまうのです。

※片頭痛、緊張性頭痛とはhttps://oguniseikotuin.com/case/%e9%a0%ad%e7%97%9b/

 

 

 

対策

暑い空気を吸うことや二酸化酸素過多については、外出時に起こりやすいと考えられるので

外出時では密を避け、ソーシャルディスタンスを確保してマスクを外すようにしみてはと考えています。

場所を選んで新鮮な空気で深呼吸しましょう

 

マスクのひもに関しましては

耳の上から後ろにかけての頭皮を動かすとかたいところがあります

そこを軽く動かして緩めてあげましょう

すると首の筋肉が緩み緊張性の頭痛も楽になります

 

 

 

 

 

監修 柔道整復師 小國良成