この症状は、新型コロナ?熱中症?どちらから疑う?
6月に入り気温が上昇してきましたね
まだまだ、朝晩の寒暖の差がありますが日中の気温は夏の到来を感じさせます。
ワクチン接種もやっと始まりましたが、
新型コロナウイルス感染への懸念はまだまだ続きそうです。
そうなってくるとこれからの時期は新型コロナ、熱中症の両方に注意しなくてはなりません!
実は、熱中症と新型コロナの症状は共通点が多いんです。
- 全身倦怠感
- 頭痛
- 吐き気、食欲減退など消化器症状
- 筋肉痛、関節痛
- 発熱
このような症状は新型コロナでも熱中症でも起こります。
味覚障害も熱中症でもおこるそうです。
「コロナ」「コロナ」と連日報道されているおかげで、新型コロナはかなり怖い疾患と認識されています。
もちろん怖いのですが発症してすぐに死に繋がるわけではありません。
しかし、熱中症は一刻を争う病気でその日のうちに死に至ることがあるのです。
これを判別するのは難しいので、まずは熱中症を疑ってください。
熱中症は、暑熱環境と脱水が原因です。
発熱した場合は、
涼しい環境で水分補給(経口補水液)をして汗をかくと熱は下がってきます。
(※経口補水液は、家に常備しておくと安心です)
それで落ち着くようなら熱中症と考えて良いでしょう。
熱が下がっても、しばらくして再び熱が上がるようなら新型コロナを疑ってください。
まずは、焦らず冷静に対応しましょう。
マスクにより熱中症リスクが高くなる
昨年のことですが、通勤時に気になったのは、
日焼けの予防のためか長袖でマスクを着用している女性を見かけます。
年齢は小学生もいましたが高齢者の方が多いようです。
マスク
大人は、汗をかくことで体温調節が可能ですが
子供(未就学児)は特に呼吸で体温調節するので
マスクをしていると熱がこもって体温調節がうまく出来ずに熱中症のリスクが高くなります
外出時や運動時、歩行時もソーシャルディスタンスをキープして飛沫感染を予防できるのであれば、
マスクをはずすようにしましょう。
大人も、密集、密接しない環境ならマスクをはずして歩きましょう。
長袖
高齢者は体感温度と実際の体温にズレが生じやすく
うまく体温調節ができてないことがあります。
肌な露出が少ないと熱が逃げずに熱がこもってしまうので服装には注意しましょう。
水分補給
大人も子供も水分補給は喉が渇いてからでは遅い場合がありますので、時間を決めて定期的に飲むようにしましょう。
また、食事の量が減ると水分や塩分の摂取が少なくなりますのでスポーツドリンクや経口補水液で補給しましょう。
まとめ
新型コロナと熱中症は症状が似ています。
熱中症も家にいてもなりますので、コロナか熱中症かの判別が難しいことがあります。
まずは、熱中症から疑ってください。
水分補給して休んでも変わらない時はコロナを疑いましょう!
定期的な水分補給は忘れせずに!
監修:柔道整復師 小国良成