ぎっくり腰の手前⁈ 春の腰痛にご注意を

こんにちは、神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。

4月に入ってメンテナンスでご来院される患者さんから

「ぎっくり腰になりそうな嫌な感じがあったけど、すぐに治ったから大丈夫だった。」

「ぎっくり腰の手前みたいな感じになった」

「ゴルフをしていると、変な感じがして再発しそうになった」

などというお話を4人から伺いました。

受診を早めるなど対応されて大事には至らなかったので良かったのですが

毎年4~5月にかけて腰痛を訴えてご来院される方が増えてくる時期なんです。

実は、私も先日、子供とキャッチボールをしてから腰の違和感がありました。

同じ様に最近、腰の調子が良くないだとか、違和感があるなんて方が多いのではないかということで腰痛について書きましたので

ご参考にしていただければ幸いです。

春の腰痛の原因は?

①寒暖差が大きいこと

温かくなってきたとはいえ、日によっての寒暖差、朝と夜との寒暖差で自律神経が乱れて身体がついていかずに血流が悪くなりやすいです。

天気予報をしっかりとチェックして衣類で調整してくださいね

②運動不足

冬の間は活動量が少なく、春になって動くことが増えていく中で、運動不足で体が動かず腰部に負担がかかることが多いです。

散歩や体操など、軽ことから始めてみてください

③環境の変化

生活環境が変化することが多く、ストレスを受けやすい

ストレスを受けると自律神経の中の交感神経が優位に働き緊張していることが多く血流が悪くなりやすく、そのような状態が続くと疲れが取れにくくなります。

寝ても中々疲労が取れないなんてことになります。

新しい環境に慣れるまで時間が必要ですがうまく息抜きをしてみてください

セルフケア

青竹ふみ

青竹ふみをします。

足腰の疲労回復に効果があります

足裏がゆるむと、体の後面の筋肉も緩んできますので腰や背中、脚の後面の張りに効果的です

写真のものは100均で購入しましたが、ほうきの柄などで代用可能です

 

 

f:id:friends24052:20190926130413j:image入浴

シャワーで済ませがちですが疲労回復には入浴が有効です。

身体を温め、緊張を緩和し血流が良くなります。

交感神経優位(活動期)から副交感神経優位(休息期)へのスイッチの切り替えにもお勧めです

毎日がお勧めですが、週に2~3回でも浸かるようにできればと思います

ヒートショックプロテイン(HSP:Heat Shock Proteins)

ヒートショックプロテインとは、

傷んだ細胞を修復する特徴を持った「タンパク質」で「熱ショックタンパク質」とも呼ばれる

人間の細胞のなかに、元々あるタンパク質の1つです。

体に熱刺激が加わったとき、つまり体温の上昇するタイミングで作られる(あるいは増える)ことから、ヒートショック(熱ショック)という名前がつけられています。

ヒートショックプロテイン(以下、HSP)の効果

痛んだ細胞を修復する

免疫力を高める

コラーゲンの生成を増やす

代謝を活発にする

50℃のお湯で「野菜が元気」になった?

しおれたレタスを約50℃のお湯に約2分間浸すと、HPSが増えて細胞が強化され、シャキッと新鮮さを取り戻す現象があります。

これは、熱(ヒート)による刺激(ショック)によって、野菜の細胞が活性化したためです。

体の「HSPを増やす」には?

HSPは、熱ストレス(約39℃~42℃)で最も効果的に増加するため、入浴がお勧めなわけなんです。

まとめ

春は寒暖差など自律神経が乱れやすく、活動量も増えていくのに運動不足で体がついていけない。

また、緊張状態が続くと疲労が取れにくい

そのような状態でいると腰への負担が増していき疲労などが積み重なって、痛みや違和感として発症します

お身体を診せていただくと歪みがあり姿勢が崩れ、関節の動きなど左右のバランスも崩れています。

ご紹介したセルフケアは、冷えや自律神経の乱れをはじめ疲労を回復する効果がありますので是非お試しください

それでもスッキリとしないときにはご相談くださいませ。

 

監修:柔道整復師

小國良成