からだの歪みについて

こんにちは、

神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。

整体というと、バキバキと矯正するイメージをもっておられる方も結構いらっしゃいます

なので、治療後に思っていたより全然ソフトな治療でしたと言う感想をいただくことが多々あります。

どちらがどうということではなく、手段は様々ですが、目的は歪みを整えることです。身体のバランスが整い、

バランスが整うと立つているのに余分な力が要らなくなります

余分な力がかからないと関節の可動域も改善していきます。

歪みがあるとなぜよくない?

人の身体は、左右対称か?と問われると答えは「NO」です。

ある程度の歪みはあります。

しかし、ある程度の歪みがあるまま使い続けるとバランスをとるのに過剰に負担がかかる所が出てきます。

まっすぐな棒を地面に立てるのと、曲がった棒を地面に立てるのを比べると、曲がった棒を立てようとするときにバランスをとることが大変で力もいることがわかると思います

その負担が積み重なっていき許容範囲を超えると痛みなど、症状として現れます。

 

過剰に働く筋肉や関節があると、その周辺の血管は圧迫され血流や神経の滑走が悪くなります。

そうなると関節の可動性、筋力、感覚などに影響が及び、左右で違いが起こります。

この左右の違いというのは、自分では気付いていないこともよくあります。

整体治療で身体が整ってくると、この左右の違いが改善していきます。

 

肩凝り腰痛と歪みの関係

日本人が訴える症状で最も多い肩凝り、腰痛ですが、

姿勢を維持するのに①首~肩、②背骨~骨盤、③股関節~脚で歪みが生じやすく、

肩や腰周辺の筋肉や組織に負担がかかりやすい、そのために肩凝りや腰痛が起こりやすくなります。

局所の凝っている筋肉を揉んだりストレッチをして緩めても根本的な原因の歪みを治さないと再発しやすいです。

認知と歪み

歪みで厄介なのは、頭の中で歪んでいるいつもの状態がまっすぐと認知していることです。

当院でも、ベッドに寝ころんでいただいたときに、かなり歪んで寝ころばれる方がいらっしゃいます。

「まっすぐですか」と伺うと、「はい」と答えるので、足元を見ていただくと、びっくりされている方がいらっしゃいます。

まっすぐだという感覚がズレているので、正しくまっすぐにすると違和感を感じてしまうのです。

整体治療で整うとすぐ改善する方もいらっしゃいますが、中には認知が変わらない方もいらっしゃいます

 

歪みは戻る?

残念ながら、歪みを整えてもまた歪んできます。

身体は、良くも悪くも元に戻ろうとします。

傷があれば修復しようとするし、以前と同じように使ってると同じように歪んできます。

しかし、歪みに対して意識をもって対応することで歪みにくくなります。

また、定期的なメンテナンスでリセットしていただくことが歪み改善には有効だと考えます。

歯医者で、歯石を定期的に除去することで虫歯のリスクを抑えるのと同じ考えで、

メンテナンスをすることで肩凝り腰痛をはじめ様々な症状のリスクを抑えることが出来ます。

まとめ

歪みがあると体のバランスが崩れ、過剰に負担がかかるところが出てくる

その負担が積み重なって許容範囲を超えたとき

肩凝り、腰痛をはじめ、様々な症状がおこる。

 

日常生活で使っているうちに歪んでくる

使い方を意識することや定期的なメンテナンスで歪みを予防できる。

 

監修:柔道整復師 小國良成