あなたの腰痛はどのタイプ? 3つのタイプ分けチェック!

こんにちは、

神戸市北区にあります、小国整骨院の小国です。

随分と温かくなってきましたね!

こうなると外での活動もどんどんと増えてきますよね。

そうなると、増えるのが腰痛なんです。

実は春先から5月に増えてくるんです。

季節の変わり目で身体が活動に馴染んでないことや生活習慣の変化によるストレスや疲労など

腰痛が起こりやすい条件が揃うわけなんです。

 

そこで今回は、そんな腰痛のタイプ分けのチェックをしていただきその対処法もお伝えしたいと思います。

腰痛でお困りの方のお役に立てれば幸いです

腰痛のタイプとは?

腰にかかる力学的ストレスから3つのタイプに分けました。

①伸長ストレス

②圧縮ストレス

③剪断ストレス

 

タイプチェック

①伸長ストレス

普段から、立位や座位では前に倒れる力が発生するために腰背部の筋肉には伸長ストレスがかかっています。

さらに、不良姿勢や物を持つなどすると腰背部のストレスは増強します。

前屈時に伸長ストレスにより痛みが発生する場合は腰背部の筋肉や筋膜、坐骨神経に由来する機能障害の疑いがあります。

 

②圧縮ストレス

立位や座位でいるときに腰椎(腰骨)に圧縮ストレスがかかります。

直立位での圧縮負荷率は椎間関節に20%、椎間板、椎体に80%となります。

前屈や物をもちあがるときは椎間関節の圧縮負荷率は下がり、椎間板、椎体の負荷率が上がります。

後屈すると椎間関節の圧縮負荷率は上がり、椎間板、椎体の負荷率が下がります。

捻じる(回旋動作)と片側(右or左)の椎間関節の負荷率が上がり反対側の椎間関節の負荷率は下がります。

後屈時、回旋時に圧縮ストレスにより痛みが発生する場合は椎間関節、

前屈時に圧縮ストレスにより痛みが発生する場合は椎間板の損傷の疑いがあります。

 

③剪断ストレス

立位時の体幹重量は腰椎を介して仙腸関節には剪断力が働きます。

仙腸関節周辺は靭帯で強力に固定されていますが僅かな遊びがあります。

その靭帯への剪断ストレスで仙腸関節に微小なずれを生じさせ痛みが発生します。

前屈や後屈、回旋などで、剪断ストレスによる仙腸関節に痛みを伴えば、仙腸関節の機能障害の疑いがあります。

 

 

 

 

タイプ別対処法

①伸長ストレス

このタイプでは、前かがみでの作業やデスクワークが続いたときなどに起こりやすいです。

筋肉は縮みぱなしも疲労してきますが、伸びながら筋力を発揮している使い方が最も疲労してきますので

姿勢をこまめに変えるなど、筋肉を伸縮して血流を良くすると楽になってきます。

また、腰背部に負担をかけないために股関節をうまく使うことも大切です。

かたくなった腰背部の筋肉を緩めるには、お風呂で温めることや足底の疲労をとる青竹ふみなども効果的です。

 

②圧縮ストレス

前屈で下肢の痛みを伴うときは、椎間板ヘルニアを意識しながらお身体を診せてもらいます。

後屈をして腰痛を伴うときは腰椎の椎間関節に圧縮ストレスがかかっています

腰椎への負担を減らすために

1)股関節の動きを改善していきます。

身体を伸びやすく(後屈)するため、股関節の前の筋肉(腸腰筋)を緩めていきます。

20秒×2回(両側)

 

 

2)腰椎の動きを改善

5つある腰椎のうち、一部の腰椎ばかり動いて負担がかかっていることが多いため、ほかの腰椎の動きを良くしていきます。

四つん這いから背中を上にあげていきます。(20秒キープ×3回)

 

腰のあたりの縮んでいたところを引き離すイメージをもってやりましょう。

 

③剪断ストレス

仙腸関節が原因の痛みは、その場所を押さえると痛いことが多いです。

動いたときにその辺りに痛みを伴うときは仙腸関節の動きが制限されていることが多く

座っていると、ジわ~と痛くなる場合は、仙腸関節が不安定になっていることが多いです。

動きが制限されている場合は施術で早く楽になるケースはよくあります。

不安定になっている場合は骨盤ベルトなどで固定すると症状が軽減していきます。

ギックリ腰で、このあたりに痛みがでる場合は早めに受診することをお勧めします。

 

まとめ

腰痛のおよそ8割の原因がわからないといわれています。

それは、レントゲンを撮っても骨には異常がなく、また筋肉や靭帯などの変化はわからないからです。

しかし、痛みが起こる場所や痛みを伴う動作がわかれば、およそのめどがたちます。

何を注意するべきか、また、どうすれば早く治るか対処法がわかってきます。

もし、腰痛でお困りでしたら、どこが、どうしたときに痛いのか?

感じてみてください、きっと早期改善につながります。

 

それでも中々、治らないという場合は他に原因がある可能性があります。

そのときは、当院へご相談くださいませ。

 

 

監修 

柔道整復師 小國良成