疲労回復のカギは睡眠にあった|女性に多い「休めていない体」の整え方

こんにちは、

神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。

「しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れない」

「睡眠が浅い」

そんな悩みを、患者さんからよく聞きます。

年齢のせい、体力のせいと思われがちですが、

実は、疲労回復がうまく進んでいない原因は“睡眠の質”にあることが少なくありません。

睡眠は、ただ体を休める時間ではなく、体を回復させ、整えるための大切な時間です。

今回は、

・睡眠中に体で起こっていること

・疲労回復に欠かせないホルモンや自律神経の働き

・睡眠を導くためのスイッチの切り替え方法

をお伝えしたいと思います。


睡眠は「体を治す時間」

睡眠は、ただ体を休めている時間ではありません。

寝ている間、体の中では回復と修復の作業が行われています。


寝ている間に分泌される「成長ホルモン」

眠り始めてしばらくすると、体の中では成長ホルモンが分泌されます。

このホルモンには、

  • 筋肉や関節の修復

  • 体の疲れを取る

  • 傷んだ細胞の回復

  • 免疫力を高める

といった、大切な働きがあります。

この成長ホルモンは、年齢に関係なく分泌されますが、眠りが深いほど、しっかり分泌されます。

逆に、

  • 眠りが浅い

  • 夜中に何度も目が覚める

といった状態では、十分に働くことができません。


睡眠中は自律神経も整えられている

私たちの体は、

  • 日中:活動の神経(交感神経)

  • 夜間:休む神経(副交感神経)

が切り替わることで、バランスを保っています。

睡眠中は副交感神経が優位になり、

  • 内臓が休む

  • 血流が良くなる

  • 筋肉の緊張がゆるむ

といった状態になります。

この切り替えがうまくいかないと、「寝ても疲れが取れない」状態になります。


女性ホルモンとも深い関係

睡眠は、女性ホルモンのバランスにも影響します。

睡眠不足や質の低下が続くと、

  • イライラしやすい

  • 気分が落ち込みやすい

  • 体が重だるい

  • 肩こり・腰痛が強くなる

といった不調が出やすくなります。


眠りは「寝る前」から始まっています

「布団に入ってからが睡眠」と思われがちですが、実は違います。

良い睡眠のために大切なのは、布団に入る前に体が“休むモード”に入っているかどうかです。

つまり、副交感神経に切り替えられているかがポイントです。


副交感神経に切り替える方法

① お風呂は“さっと済ませない”

女性の患者さんに多いのが、

「お風呂はシャワーだけ」

「湯船に入っても、すぐ上がる」

これはとてももったいない習慣です。

ぬるめ(38〜40℃)のお湯に10〜15分ほど、首まで浸かり、「あ~あ気持ちいい」とリラックスすることで、

  • 体の深部まで温まる

  • 血流が良くなる

  • 副交感神経が働きやすくなる

結果として、自然に眠気が出やすくなります。


② お風呂では「何もしない時間」を作る

湯船の中で、

  • スマホを見る

  • 考えごとをする

これも交感神経を刺激してしまいます。

おすすめは、

  • 目を閉じる

  • 呼吸に意識を向ける

  • 今日一日を「よく頑張った」と振り返る

それだけで、体はゆるみ始めます。

〜お風呂が苦手な方でもできる〜

よく「お風呂にゆっくり浸かりましょう」と言われますが、

  • 湯船が苦手

  • のぼせやすい

  • 長く入るのがしんどい

という方も少なくありません。

安心してください。

副交感神経に切り替える方法は他にもあります。


① 呼吸をゆっくりする

一番簡単で、どこでもできる方法です。

やり方

  1. 鼻から4秒かけて息を吸う

  2. 口から6〜8秒かけて吐く

  3. これを3〜5回

「吐く息を長く」することで、体は自然とリラックスします。


② 首の後ろを温める

首のまわりには、自律神経の通り道があります。

  • 蒸しタオル

  • 温かいおしぼり

  • 市販の温熱シート

を首の後ろに5分ほど当てるだけ。

湯船に浸からなくても、副交感神経は働きやすくなります。


③ 足首・ふくらはぎをゆるめる

体の末端をゆるめることも効果的です。

  • 足首をゆっくり回す

  • ふくらはぎを軽くさする

強くほぐす必要はありません!触れるだけで十分です。


④ 目と脳を休ませる

寝る直前まで、

  • スマホ

  • テレビ

を見ていると、脳は休めません。

1日1回でいいので、

  • 明かりを少し落とす

  • 目を閉じる

  • 何もしない時間を3分

これだけで、体は「休んでいい」と感じます。


⑤ 毎晩同じ「眠る合図」を作る

副交感神経は、習慣で切り替わりやすくなります。

  • カーテンを閉める

  • 照明を落とす

  • 同じ音楽を流す

など、

毎晩同じ行動を繰り返すことで、体が自然と眠る準備を始めます。


がんばらなくて大丈夫です

大切なのは、

  • 全部やろうとしない

  • 無理にリラックスしようとしないこと。

1つできれば、それで十分。


まとめ

  • 睡眠中、体はホルモンの力で回復している

  • 睡眠の質は「寝る前の過ごし方」で決まる

  • お風呂が苦手でも、副交感神経に切り替える方法はある

  • 呼吸・首・足・目を休ませることがポイント

「最近、疲れが抜けないな」と感じたら、今夜からできそうなことを1つだけ試してみてください、体は、ちゃんと応えてくれます。

監修:柔道整復師 小國良成