お正月の不調に要注意|ぎっくり腰・胃腸の不調が出た時の対処法
こんにちは、
神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。
お正月に限って、体調を崩すことって結構ありますよね!
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急に腰が痛くなった
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胃腸の調子を崩した
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体がだるくて調子が戻らない
しかも
「病院も整骨院も休みで、どうしたらいいのかわからない…」
そんなときに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
まずお伝えしたいのは、
慌てなくて大丈夫ということです。
お正月の不調の多くは、生活リズムの変化による 一時的な体の乱れ が原因です。
そこで、今回はそんな不調が出てしまった時の対処法をお伝えしたいと思います。
なぜお正月に不調が出やすいのか?
年末年始は、
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食べすぎ・飲みすぎ
- 大掃除で重い物を持ったなど普段しないことをした
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帰省など長距離移動をはじめ、ほとんど動かない日が続いた(運動不足)
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夜ふかし・寝不足
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冷え
が一気に重なります。
その結果、、腰痛や胃腸障害、だるさとして表に出てくるのです。
自宅でできる症状別、対処法
① ぎっくり腰・急な腰の痛みが出た場合
突然の腰の痛みは、とても不安になります。
「伸ばしたほうがいいのでは?」と思われる方も多いですが、
ぎっくり腰の直後にストレッチはおすすめできません。
無理に伸ばすことで、
かえって痛みが強くなることがあります。
● まず大切なこと
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無理に動かさない(痛みが強い場合)
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冷やさず、腰やお腹を温める
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立つ・座る動作はゆっくり行う
- 可能な範囲で動く、姿勢を変える(寝たままにならずに)
● 座ったままでできる「大腰筋のゆるめ方」
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椅子に浅く座ります
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両足を肩幅くらいに開きます
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両手で「腰骨の出っ張り(ズボンのベルトの下あたり)」を探します
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その出っ張りの少し内側に指を当てます
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痛気持ちいい程度の強さで
ゆっくり呼吸を吐きながら 少し体を10〜20秒そのまま押さえる
※押すというより
「そっと沈めて待つ」イメージで大丈夫です。
● なぜこれで楽になるのか?
ぎっくり腰の時や胃腸が不調な時は、
腰そのものだけでなく、
体の奥にある 大腰筋 が強く緊張しています。
大腰筋は腰・骨盤・股関節をつなぐ筋肉です。
ここをゆるめることで、
腰が伸びやすくなり、腰への負担が減り痛みが和らぎやすくなります。
② 首・肩こり、頭が重い場合
テレビやスマホを見続けて、首や肩が固まっている方も多くなります。
● できること
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肩をすくめてストンと落とす(5回)
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耳を引っ張る(耳を斜め上、横、斜め下に引っ張って、最もかたい方向にジワーと10秒程、引っ張る)

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合谷を刺激(時計回りに押して回す)


※強くもまず、ゆっくり動かすだけで十分です。
③ 胃もたれ・便秘・下痢など胃腸の不調がある場合
食べすぎや飲みすぎで、
胃腸はかなり疲れています。
● できること
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無理に食べない
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消化の良い物や温かい飲み物を少しずつとる
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湯船につかってお腹を温める
● お腹のセルフケア
おへそのまわりを「のの字」にやさしくなでるだけでも、胃腸が動きやすくなります。
④ むくみ・体のだるさが強い場合
「足がパンパン」「何もしていないのに疲れる」
そんな時は血の巡りが落ちています。
● きること
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水分をこまめにとる(常温〜温かいもの)
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椅子に座って足首を上下に動かす(10回)
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足首をゆっくり回す(左右5回)
寝る時に足を少し高くするのも効果的です。
まとめ
お正月に不調が出てしまったのは、不運でも、体が弱いからでもありません。
体が
「少し立て直す時間が必要ですよ」と教えてくれているサインです。
病院が開くまでの間、
今回ご紹介した方法をできる範囲で試してみてください。
無理をせず、温めて、休ませて、少しずつ整えていきましょう。
監修:柔道整復師 小國良成