しゃがむときに、ひざが痛い人にお勧めの4つの対処法①
こんにちは。神戸市北区にあります。小国整骨院の小国です。
今回はしゃがむときに膝に痛みが出たり、違和感がある方にお勧めの対処法を4つご紹介したいと思います
しゃがむときに膝が痛くてしゃがめなかったり違和感を感じている方がよくいらっしゃいます。
そんな時に患者さんにお勧めしていることをまとめてみました。
同じような悩みをお持ちの方もたくさんいらっしゃると思い今回のことがきっとお役に立てると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
今回なぜこのようなことをお伝えしようかと考えたきっかけは、
膝が痛くて、お困りの方でしゃがむ動作が辛いというお話をよく伺います。
実際にしゃがむ動作を見せていただき、やり方を指導して行って頂くと、痛みや違和感を感じずにできることがよくあります。
そこで、今回はそのやり方をご紹介していきます。
しゃがむときに膝が痛い人にお勧めの4つの対処法
①スタンスを広げる
脚をそろえてしゃがもうとするとひざ関節の負担が大きいですが
肩幅より広めにスタンスをとることで、股関節や足関節が使いやすくなり、ひざ関節の負担を軽減できます。
②ひざとつま先の向きを揃える
ひざとつま先の向きが違うとひざ関節に捩れる力が働き関節への負担が増します。
つま先もひざも少し外側に向けて行うとスムーズに動いてしゃがみやすいです。
③皮膚を動かす
ズボンが脚に密着するとしゃがみこむときに邪魔になりますよね
太腿の皮膚の動き(滑走性)が悪いと同じことが起きます
そこで、皮膚の滑走性が良くすると股関やひざ関節が動きやすくなります。
動かし方
谷側(鼠径部)の皮膚は引き離し、山側(ひざ)の皮膚は寄せてくる
1.鼠径部にできるしわを引き離すように皮膚を動かす
2.ひざの上下から皮膚を寄せてくる
④筋肉と筋肉の滑走性の改善
太ももの外側では、ひざを伸ばす筋肉と曲げる筋肉が隣り合っていて、その上に靭帯があります。
それぞれの接している所で滑走性が悪くなるとひざの曲げ伸ばしに影響を与えます。
そこで滑走性の改善を図ります。
太ももの外側に腸脛靭帯というひも状のものが触知できます
その前側が青線で表したところになります
股関節からひざに向かって溝のように少しくぼんでいるので、そこを指先でこすります。
硬くて痛いところが滑走性が悪い疑いがあります。
5~10回くらいこすってあげましょう。
先程のところから、後面にずらしていくと「v」字の青線の右側の溝があり、もう少し後ろに行くと左側の溝があります
同様にして、こすってあげましょう。
まとめ
足を開いたり、ひざや爪先の向きをそろえることで、股関節、ひざ、足関節が曲がりやすくなりひざにかかる負担が減ります。
ひざが曲げにくい理由の一つに、皮膚や筋肉の滑走性が悪くなっていることがよくあります。
特にO脚の人に多いです。
是非、滑走性の改善を図ってみてください。
それでも辛いひざの痛みは、
医療機関や整骨院でご相談ください。
もちろん当院でもご相談を承ります。
監修:柔道整復師
小國良成