ひざの内側の痛みの原因と2つの対処法
こんにちは、
神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。
高齢になるにつれ、ひざの痛みでお困りの方が増えてきます。
特に女性に多いのですが
立ったり、座ったりするときや歩行時に痛みが辛い
見た目的にもO客がどんどんひどくなっていかないか心配
この様な疾患を「変形性膝関節症」といいます。
あまりにもひどくなると手術をすることもあります。
今回ご紹介するのは、そんなひざの痛みでも内側の痛みでお困りの方のお話と対処法をお伝えします
ひざの内側の痛みでお困りの方は是非参考にしていただけると幸いです。
ひざの内側の痛みの原因
右足の甲に痛みで通院されている60代女性の患者さんも
先日、左ひざの内側が痛いとおしゃられました。
お身体を診せていただくと回内足といってかかとが内側に倒れて足の内側荷重していました。
(図解 姿勢検査法 医道の日本社より参照)
足には26個の骨があり、それぞれの骨と骨の間には関節があるのだけれども、足の着き方でその関節の動きが制限され足の機能がうまく働かず足の甲に負担がかかって痛みがおこっていました
また爪先が外を向き、それに対してひざが内側に向くようにひざに捻じれが生じてひざの内側に痛みが起こったようです。
ひざの内側の痛みは、この様な使い方から起こるケースがよくあります。
ひざの内側の痛みの対処法
①アライメントを整える
足の着き方、ひざの方向を整えます。
爪先を前に向けます。
ひざも前に向け、足の人差し指の方向にひざのお皿を向けるようにします。
すると内側に倒れていたかかとがまっすぐになります。(土踏まずも浮いてきます)
②内転筋を使う
男性に比べ女性の場合、骨盤が横に広く、脚の着き方が男性は股関節の真下くらいに来るので「ll」に対して、
女性は股関節よりやや内側になるため「v」字につきます。
年齢を重ねていくと内転筋(内ももの筋肉)をあまり使わなくなり、内に締める力が弱くなり、太ももの外側ばかり使うようになりO脚が進む傾向となります。
そこで内転筋を使うトレーニングをします。
①爪先を前に揃えます。(スキー板を着けてパラレルのように揃えて、座っているイメージ)
②ペットボトルを太ももの間に挟みます。
強く挟まずペットボトルが落ちない程度で無意識の中でも挟んでいることができるようにしましょう
食事中やテレビを見ているときなどにしていただければと思います。
コツは、ひざを着けようとするのではなく内ももに意識をもって着けるようにしてください。
まとめ
ダンスやバレエをしている方に伺っても内ももを使って立つことが大切だそうです。
内ももに力が入ると連動してお尻も締まり、下腹部にも力が入って姿勢がきれいになります。
内ももの筋肉が使えるとひざ痛や腰痛の軽減をはじめ、立ち座りや歩行の改善にもつながります。
まずはペットボトル挟みで内ももを使うことからやってみてください。
監修:柔道整復師 小國良成