マッサージの弊害

こんにちは。神戸市北区にあります。小国整骨院の小國です。

毎日家事を行っていると、肩が凝ったり、腰が痛くなったりしますよね
我が家でも時々妻から肩が痛い、腰が痛いと言われます。
もちろん、私の全力で治療に当たります。

同じように、奥様に頼まれて、肩や腰をマッサージしている、ご主人も多いのではないでしょうか?
患者さんからも「肩が痛いから、主人に揉んでもらった」とか、「腰が痛いから、主人にマッサージしてもらった」、「孫に肩を叩いてもらった」と言うお話をよく伺います。
疲れが溜まってくると
揉んでもらったり、マッサージしてもらったり、肩を叩いてもらったりして欲しくなる気持ちはよくわかります。

ただ、やり方によっては余計に悪くしている場合もあるのです。

今回は、そんなマッサージの弊害とそれに代わる方法をご紹介したいと思います。

マッサージの効果

1.筋肉の緊張緩和。
マッサージは、筋肉の緊張ほぐし、筋肉のコリやこわばりを解消し柔軟性を高めることができます。

2.血液循環を促進。
マッサージは、血液の循環を改善する効果があります
適切な刺激を与えることで、血管が拡張し、血流が促進されます。これにより酸素や栄養素が体の組織により効果的に供給され、老廃物や読書の排出を促進されます。

3.痛みの緩和
マッサージは、痛みや不快感を軽減する効果があります。筋肉や組織の緊張をほぐすことで、筋肉痛や慢性的な痛みを緩和することができます。また、マッサージによる刺激は痛みを軽減する物質の放出を促すこともあります。

4.ストレスの軽減とリラクゼーション
マッサージはリラックス効果があり、ストレスを軽減することができます。適切な圧力と手技により神経系を刺激し、心身の緊張を解きほぐします。

マッサージの弊害

マッサージで刺激が強すぎると、筋肉の繊維を痛めることがあります。
これは、ステーキを焼く前に、肉を叩いて筋切りをするのと同じです。

ステーキの肉とは、違って生きているので、

筋肉の繊維を痛めてしまうと、組織が集まって傷んだ箇所を修復します。
すると、そこは厚くなります。
骨が折れた所もレントゲンを撮ると骨が太くなっているのと同じです。

そんな所をマッサージすると感覚が鈍く
強い刺激を求めてしまいます。
すると、
また痛めて修復され厚くなり
感覚が鈍くなり、
強い刺激が欲しくなり
と悪循環に陥っていきます。

肩凝りや腰痛が解消されずに悪化していきます。

また、筋肉を強く揉んだり、押すと防御反応で余計に緊張してしまいます。

マッサージの代用

日常、簡単にできるマッサージに代わる方法です。

手当

痛い所や固いところに優しく手を当て、ゆっくりと呼吸するだけで緊張は緩んできます。

さする

1秒間に5cm動かすように、ゆっくりとさするとリラックスしていく

入浴
血流の改善は、お風呂に浸かると全身の血流が良くなります。

皮膚を動かす
凝り固まっているところの皮膚の動きを良くすると関節の動きも改善します。

 

まとめ

マッサージは効果的ですが技術が必要です。

マッサージで好んで強い刺激を求める方は、注意が必要です‼️
その時は良いかもしれませんが、筋肉を傷つけていることがあります。
刺激弱めでも筋肉の緊張を緩め、血流を改善して関節の可動性をよくすることは可能です。
家族とスキンシップをとることは、すごく良いことですので強い刺激以外で行っていただければと思います。

 

 

監修:柔道整復師 小國良成