ひざ痛、腰痛、外反母趾を予防する足の着き方とは?

こんにちは、神戸市北区にあります小国整骨院の小国です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

先日、患者さんから

足の着き方についてご質問を受けました。

「足は開いて着いた方が良いのか? 爪先を前に揃えて着いた方が良いのか?

どっちなんでしょうか?」

 

私は

爪先をそろえた方(スキーのパラレルのように)が良いと考えています。

特に、ひざの痛みや腰痛、外反母趾でお悩みの方にはお勧めです。

 

今回は、なぜ、爪先をそろえた方が良いのか

その理由と効果について書いてみましたのでご参考にしていただけますと幸いです。

解剖学的には…

脚には、大きな関節が3つあります

股関節

ひざ関節

足関節

個人差があり絶対ではありませんが、

一般的には、真っすぐに立った状態ではひざの関節は前に向き、屈伸運動をするとひざは前に曲がってきます。

これに対して爪先は外側を向くようになっています。

これは、ひざの関節やスネの骨の構造がそうなっているからです。

 

ひざの関節の構造

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太ももの骨のひざの関節部分は、

内側と外側に球のようなものがあります。

これにより、曲げ伸ばしが可能になります。

これが内側と外側で大きさが違うので

ひざを伸ばしきるとスネは外側に捻れ爪先は外へ向きます。

逆に曲げるとスネは内側に捻れて爪先は内側に向きます。

正座するとき足先がかさなりますよね!

 

 

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このように、

ひざの動きには

曲げ伸ばしの屈伸と捻じる回旋が交じり合って行われます。

 

 

 

 

スネの骨は、脛骨(けいこつ、太い骨)と腓骨(ひこつ、細い骨)があり

足関節を形成していますが骨の構造上、ひざに対して外側に捻じれています。

つまり構造的には足は外を向いています。

ちなみに爪先が内側に向いている女性がいらっしゃいますが、その場合、ひざのお皿はさらに内側を向いています。

 

日常の動作では、ひざの屈伸と回旋

プラス股関節と足関節の動きが混ざり合って使われています。

 

足をそろえた方が良い理由とは?

歩行や走ったり、ジャンプしての着地のときに力がかかるのですが、

爪先を外に向けて足を着地するとひざは前を向いているので

ひざには捻れる力がかかり、前方向にかかる力を全てひざの関節で受け止めることになります。

そうなるとひざの内側やスネの内側に痛みを伴いやすくなります。

扁平足や外反母趾の方はこの傾向が強いです。

また、骨盤も前に倒れやすくなり反り腰になり腰痛を伴うこともあります。

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そこでお勧めしているのが

ひざと爪先を同じ方向にそろえることです。

着地した時の力をひざで受けさらに同じ方向に足先があることで足趾でも受け止めることが可能です。

ひざに捻れる力はかかってこないのでひざ関節の負担が少なくなります。

女子のバスケット選手やバレーボール選手はひざの怪我が多いですが

怪我の防止になるので必ず身につけていただきたいです。

骨盤の傾きもニュートラルな位置になるので腰痛リスクも軽減されます。

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足をそろえ方

足先を前に向け人差し指の方向にひざのお皿が曲がってくるようにする

すると足の外側に体重がかかり土踏まずが浮いてきます。

土踏まずが浮き足趾が動きやすくなると足の機能性も改善して疲れにくくなります。

スクワットをするときも必ず揃えましょう!

まとめ

足とひざの向きをそろえることで下半身の機能性が上がり、

ひざ痛や腰痛、外反母趾など足の疾患、足や下腿の浮腫みに効果的です。

ただ、難しいのはそろえることを意識することです。

すぐに忘れてしまうからです。

まずは、気づいたときだけでも良いのでそろえることを意識してみましょう。

 

監修 柔道整復師

小國良成