外反母趾
外反母趾は、そのほとんどが女性に起こり、
以前は先が細いハイヒールなどを履くことが原因だと言われていましたが
ハイヒールを履かない方や男性にも起こることから別に原因があることがわかっています。
外反母趾とは?
足の親指が外側に「く」の字に変形していき、出っ張ったところに炎症がおこり痛みを伴う。
関節を起点に、通常は10~15度だが、15度以上で外反母趾となる。
外反母趾の原因
- オーバープロネーション(過剰回内)
足に荷重したときにかかとの骨は外側にズレ、衝撃を吸収しようとして、指先に至るまで足の形を変形させてしまうのですが…
荷重時にかかと周りの関節が過剰に動きすぎてしまいます。
=オーバープロネーション(過剰回内)
正常でも、①荷重時には衝撃吸収や地形への対応をするために、
かかと周りの関節に直結している指先につながる②長い骨(中足骨)が、
かかと周りの関節の動きに合わせて左右に広がる仕組みを持っています。
オーバープロネーション(過剰回内)の場合、
かかとの関節に続いて、この中足骨も過剰に開いていってしまう現象が起きています。
第一中足骨が開くと周辺の筋肉の作用によりMP関節で基節骨が外側に引っ張られて
外反母趾となります。
以下の要素があると外反母趾になりやすいです。
- 足の筋力が弱い
- 偏平足
- 足の関節が緩い
- 歩き方が悪い
- 遺伝
- ハイヒールなど細い靴を履いている
当院の治療
・かかとや中足骨をはじめ、足部の調整とテーピング
・体の歪みを整えます
実は、親指と人差し指の間にクッションなどを挟んで親指を外側の持っていこうとしますが、あまり効果はなく、
横に広がった、中足骨を寄せてくることが大切です。