ぎっくり腰
ちょっとした拍子に腰に違和感がはしり
あれ、何かおかしいと思っていると段々と痛みが強くなり動くのが辛くなる。
そうなると、立ち座りや寝返りするのもかなり大変、歩いてトイレにいくのもはっていくはめに!
こんな経験したことある方も多いのではないでしょうか。
いわゆる「ぎっくり腰」です!
ギックリ腰とは
何らかの理由で、急に激しい腰痛が生じた状態のことを一般的にギックリ腰と呼ばれています。
これは、急性に発症した腰痛の総称であり、
その病態には椎間板が原因の腰痛もあれば、筋肉が原因なもの、関節が原因なものなど様々です。
季節の変わり目は、要注意!
当院でも、4~5月はギックリ腰で来院される方が最も多いです。
原因としては、
- 温かくなり活動量が増えること
- 新年度で生活環境が変わることによる肉体的、精神的ストレス
この次に多いのは、12月~1月です。
- 仕事の疲労
- 大掃除
- 冷え
- 暴飲暴食、睡眠不足など自立神経の乱れ
ギックリ腰のみならず腰痛は、関節や筋肉などの問題だけでは無く、ストレスによる自律神経の乱れも影響しております。
- 高齢者のぎっくり腰では、骨粗鬆症による圧迫骨折のおそれがあります。
圧迫骨折は尻もちをついて背骨がへちゃがったりする骨折ですが骨粗鬆症の方では、特に変わったことがなく朝起きたときに腰痛があり整形外科でレントゲンを撮っても異常はなし。
しかし、1週間ほどしても痛みは治まらず再度レントゲン撮影をすると骨折が判明したということがあります。
圧迫骨折はレントゲンでもすぐに判明しないことがありますので注意が必要です。
そうした場合は安静と固定が必要になります。
ギックリ腰の予防には
- こまめに姿勢を変える
仕事など同じ姿勢で固まらないよう - 心地よい運動
運動不足にならないよに体を動かしまょう - 温める
冷えを予防し、お風呂で温まりましょう - 規則正しい生活
自律神経を整えるには規則正しい生活を送ることが大切です - ストレス発散
好きなことをする時間をつくりましょう
ギックリ腰になってしまったら
急に激しい痛みで動かなくなると焦りますよね!
もちろん症状の強さにもよりますが、動ける範囲で動いた方が良いですが、どうしても動けないほどの痛みの場合は、2〜3日は痛みのない姿勢で安静にしていましょう。
2〜3日すると痛みも緩和され動けることも増えてくるので固まらないように出来る範囲で普段の生活の動きを行いましょう 。
動けないほどの痛み伴っているのであれば、施術所や病院を受診するのは、2〜3日後で良いでしょう。
しかし3日以上、安静で動かないでいると治癒まで時間が余計にかかると言われています。
動ける範囲で動いていきましょう。